京都市北区にある「わら天神宮(正しくは敷地神社)」は、京都で一番有名な安産祈願の神社。生まれてくる子の性別を占う藁(わら)が入った安産御守が人気で、わら天神宮の名は古くからあるこの信仰にちなんでつけられたそう。
その他にも、樹齢千数百年を超えるご神木の杉や、合格祈願のご利益のある境内摂社の六勝神社なども。
目次
わら天神宮のご利益
- 安産・子授け
- ご祭神の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、天照大神(あまてらすおおかみ)の孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と結ばれ、一夜にして子供を授かったそう。しかも、3人の子を次々と出産したという日本の神話から、安産・子授け・縁結びにご利益があるといわれています。
- 開運必勝・試験合格・商売繁盛
- 境内摂社の六勝神社には、開運必勝・試験合格・商売繁盛のご利益があるとされています。
わら天神宮のお守り
安産御守
お守りの中に入っている藁(わら)に、節があったら男の子、なければ女の子が生まれると言い伝えられている人気のお守りです。この珍しい信仰は古くからあり、敷地神社がわら天神と呼ばれるのはこの信仰から。
開ける場合は外では開けずに、家に帰ってからこっそり開けるのがルールのようです。
わら天神宮のおみくじ
開運おみくじ
「おみくじは先に引いて番号をお伝えください」と書かれています。
わら天神宮の御朱印
右上にわら天神宮の丸朱印、中央に敷地神社の四角朱印、センターに墨書きでわら天神宮と書かれています。わら天神宮の境内摂社「六勝神社」の御朱印もいただけます。
【場所】授与所
【受付時間】08:30~17:00
わら天神宮の見どころ
わら天神宮の拝殿・本殿・境内
二の鳥居を超えると左手に手水舎、右手に社務所があります。
わら天神宮の参道辺りは自然豊かで鳥がたくさんいました。この手水舎も鳥たちの憩いの場となっていました。
わら天神宮は綺麗で境内が全体的にいい雰囲気に包まれていました。
手前が舞殿、奥が拝殿と本殿です。
お賽銭箱の向こうにはたくさんのよだれかけが掛かっていました。
無事に生まれたことの報告とお礼、そして生まれた子供の健やかな成長を祈る内容が多かったです。
必勝開運・試験合格の「六勝神社」
わら天神宮の右隣には摂社の六勝神社があります。六勝神社のご利益は「開運必勝・試験合格・商売繁盛」で、試験合格の神として信仰が厚く、受験生の参拝も多い神社です。
開運厄除・必勝の八幡神社
六勝神社の右手には開運厄除・必勝のご利益の八幡神社があります。
樹齢千数百年の綾杉明神
わら天神宮の本殿を左に進むと、綾杉明神という小さなお社があります。
大きな切り株は綾杉の木の切り株で、神木としてあがめうやまう人が多かったため、綾杉の霊を綾杉明神として祀っているお社です。
樹齢はなんと千数百年!私が見た中では一番古い木だったので衝撃的でした。
ご祭神の父神のお社「大山祇神社」
わら天神宮のご祭神、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の父の大山祇神(おおやまつみのかみ)を祀るお社。
わら天神宮の由緒
古くは北山の神として、大古山背国葛野郡衣笠村に降臨された天神地祇で、古くより土地の人々の信仰を集めてました。天長八年(831年)この地に氷室が設けられ、その夫役が加賀の国より移住し、その地で崇敬していた菅生石部神の分霊を勧請して、子々孫々の氏神とすべく、北山の神の西隣に祀って、祭神を菅生石部神の御母木花開耶姫命と定めました。応永四年(1397年)足利三代将軍義満が西園寺北山殿を山荘として造営するに方り、参拝に不便になり、両者を合祀し、現在地に移転600年に至る。
わら天神宮のご祭神
- ご祭神
- 木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
わら天神宮の基本情報
- 名称(よみがな)
- わら天神宮(わらてんじんぐう)、正式名称:敷地神社(しきちじんじゃ)
- 住所
- 〒603-8375 京都市北区衣笠天神森町10
- 駐車場
- あり/約10台(無料)※午後5時に閉鎖
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/08:30~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- ※京都府神社庁ホームページ:http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/03/060/index.html
わら天神宮のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市バス「わら天神前」下車すぐ
わら天神宮の地図
わら天神宮の口コミ
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