古来より「貴船で恋を祈ると良縁に恵まれる」と伝わる貴船神社。その恋を祈る社では、縁結び限定の「えんむすび特別祈願」が受けられます。この特別祈願は、ご祈祷と縁結びのお守りなどがセットで、ご祈祷料はなんと3,000円~志!とかなりおススメ。
人生はとにもかくにもご縁が大事!ということで、良縁が授かれるように「えんむすび特別祈願」を受けてきたので、特別祈願の詳細や受付方法、ご祈祷の流れなどをご紹介します。恋愛運UPを求めて、貴船神社を目指す恋する女性は必見のレポートです!
目次
貴船神社の結社のご祭神は縁結びの神さま
貴船神社は古来より水の神様としての信仰が厚い古社ですが、島根県の「出雲大社」、石川県の「気多神社」と並ぶ日本三大縁結び神社としても知られています。
貴船神社には本宮・奥宮・結社(中宮)の3つの社殿があり、結社(ゆいのやしろ)は、恋を祈る社「恋の宮」といわれ縁結びのご利益で有名。
なぜ結社が縁結びのご利益で有名なのかというと、結社のご祭神である磐長姫命(いわながひめのみこと)が、「縁結びの神」としてこの地で人々の良縁を結ぶと宣言し、この地に鎮座された女神さまなんです。人のために縁を結ぶべく鎮座したご祭神は、すごく珍しいというか初めて聞きました。
ではその縁結びの効果は?というと、貴船神社には実際に多くのご縁を結んだ逸話が残っています。中でも有名なのが、平安時代の歌人である和泉式部が夫の愛を取り戻そうと願い、復縁が叶ったと伝わる逸話。縁結び効果がすごいのも納得で、「貴船神社に行かなくちゃー!」ってなりますよね。
京都で恋愛成就・縁結びのご利益があるスポット特集はこちら↓
貴船神社の「えんむすび特別祈願」とは
そんな縁結びのご利益がある貴船神社では、縁結び限定の「えんむすび特別祈願」を受け付けています。「えんむすび特別祈願」は良縁に恵まれるようにとの願いを込めた祈願で、お願い事は男女間の縁結びに限られます。
男女間の良縁や復縁、交際の順調や結婚成就などのお願い事ならOK。ご祈祷は事前予約も受け付けていますが、当日でも受付時間内であれば可能です。
「えんむすび特別祈願」の内容
受付場所 | 社務所(貴船神社本宮) |
---|---|
受付時間 | 9:00~15:30 (ご祈願開始は9:30から随時、祭典などの都合により待ち時間が発生する場合があり) |
ご祈祷料 | 当日のみ3,000円~志、3ヶ日5,000円~志(当日を含め3日間、毎朝行われる朝御饌祭で祈願してもらえます) |
祈祷内容 | 男女間の、良縁成就・交際順調・結婚成就・復縁成就 ※その他は一般祈祷 |
事前予約 | 電話にて可能 |
所要時間 | 約20分 |
一般のご祈祷料より安いのは、あまりお金のない若い女性のための設定なのでしょうか?恋する乙女は、せっかく貴船まで来たなら「えんむすび特別祈願」を受けるのをおすすめします。
受付からご祈祷までの流れ
ご祈祷を受けるには、まず貴船神社の本宮にある社務所で申し込みをしましょう。社務所は本宮以外にはないので迷うことはまずありませんし、すぐにわかると思います。
受付の前にしておくこと
ご祈祷の受付の前に手水舎でお清めをし、拝殿で手を合わせておきましょう。
1.えんむすび特別祈願の申込書を記入
社務所で「えんむすび特別祈願」の希望を伝え、申込書を受け取り以下の必要事項を記入します。
お願い事が、交際順調・結婚成就・復縁成就の場合はお相手の名前も記入しましょう。
2.縁結びのお守りを選ぶ
申込書の次にお守りを選びます。ご祈祷をする人は縁結び守りを授与していただけます。いずれも縁結びのご利益のある「むすび守」で、2種類(袋型・文型)2色(ももいろ・みずいろ)から選びます。
3.ご祈祷料を納める
申込書の記入とお守りを選んだらご祈祷料を納めます。
当日祈願と3ヶ日祈願の2種類あり、当日祈願のご祈祷料は3,000円~志、3ヶ日祈願は5,000円~志となります。3ヶ日祈願は当日を含め3日間、毎朝行われる朝御饌祭で祈願していただけます。
ご祈祷の流れ
今回は、えんむすび特別祈願の良縁・交際順調・結婚成就・復縁成就の願い事より「良縁」の祈願をしてもらいます。
1.社殿内に向かう
受付が終わると巫女さんが社務所の向かいにある社殿内へ案内してくださいます。
綺麗で明るい印象の社殿内部で神職さんが来られるのを待ちます。社殿内には靴のまま入ることができますよ。
神職さんが来られたらご祈祷の始まりです!
2.お供え物、参拝者のお祓い
大麻(おおぬさ)で、神前にお供えするお供え物と祈祷を受ける参拝者のお祓い、お清めが行われます。
お供え物、参拝者の順で祓い清められます。
神職さんが清めたお供え物を神前に供えられます。
3.神職さんによる祝詞奏上(のりとそうじょう)
神職さんが参拝者の名前・住所などを読み上げ、祝詞を唱えられます。
神職さんから神様に「良縁を望むこの者にどうか神様のおかげを与えてあげてください」とお願いしてくださる感じですね。
4.御幣(ごへい)でお祓い
御幣で「シャンシャン」とお祓いをしてもらいます。御幣に付いた鈴の音が社殿内に響き渡ります。
5.神前に玉串を奉納
参拝者が玉串を奉納し、二拝二拍手一拝をして自ら神様に願いを伝え拝みます。
玉串奉納のやり方は神職さんが教えてくださいます。
6.神前にお供えしたお供え物の撤饌(おさがり)をいただく
玉串奉納が終わると、神職さんが神前のお供え物を下げられご祈祷は終了です。ご祈祷後には、えんむすび特別祈願の撤饌(おさがり)をいただけます。
撤饌(おさがり)の内容
おさがりの中身は、受付時に選んだ「縁結びのお守り」と、結社で奉納する「結び文」が入っています。その他にも、ご神水せっけん・あぶらとり紙・梅結茶・貴船神社のパンフレット。(取材時の内容です。内容は変わる場合があります。)
ご祈祷後から結社参拝まで
ご祈祷後は、三社参拝の順に従い本宮⇒奥宮⇒結社の順番で参拝し、結社で願事を書いた「結び文」を、結び処に奉納する流れになります。
本宮から奥宮に続く「恋の道」と呼ばれる貴船川沿いの参道を進み、途中に結社がありますが一旦通り過ぎます。15分ぐらい歩くと奥宮の神門が見えてきます。現在は奥宮と言われていますが、そもそもここが貴船神社創建の地です。
貴船はパワースポットと言われますが、その源はこの奥宮の本殿の真下に龍穴があり、ここを訪れると気力活力が湧くため。万物の根源の地とされ、貴船に来て奥宮を訪れないと意味がないという人もいるぐらいです。
そして奥宮の後は、来た道を戻りいよいよ縁結びの神様がいらっしゃる恋の宮「結社」に向かいます。奥宮から結社へは徒歩7分ほど、道中ハート型を見つけてなんやら良い兆しを感じつつ結社を目指します。
「私はここに留まって人々に良縁を授けます」と言い伝え、ご鎮座された磐長姫命のお社「結社」に到着!
結び文に願いを書き、お社で手を合わせ縁結びの神様にお願い事を伝えましょう♪
最後の最後に、結び文を結び処に結びます!!!願いが叶いますように!
結社の結び処には、多くの結び分が奉納されています。
「えんむすび特別祈願」のレポートは以上です!えんむすび特別祈願の受付から結社で結び文を結ぶまでは1時間もかかりませんので、男女のご縁をいただきたい方は、えんむすび特別祈願をしてみてはいかがでしょうか。
貴船神社の見どころや詳細は以下記事にて。
御朱印帳専門店「京都ごりやく堂」
大人かわいい御朱印帳からおしゃれな和小物まで、御朱印巡りが楽しくなるようなアイテムを豊富に取り揃えています。