七福神を祀る京都の社寺を、新年にめぐるとご利益がいただける「都七福神めぐり」。大きな専用色紙(大護符)に、7つの社寺の御朱印をいただきながら、新しい一年の幸福を七福神に祈願します。
目次
都七福神めぐりとは

都七福神めぐりは、福の神として信仰を集める、えびす神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福録寿神、寿老神、布施尊がお祀りりされている7つの社寺に参拝し、御朱印をいただきながら巡ります。
特に新年1月中に7つの社寺を参拝すると、七難即滅、七福即生極まりなしといわれ、功徳が大きいとされています。室町時代にはじまったとされる七福神の信仰は、京都が発祥とされています。
都七福神めぐりのご利益スポット一覧
七福神めぐりの対象となるのは以下の7つの神社仏閣です。
スポット名 | 七福神 | ご利益 |
---|---|---|
萬福寺(まんぷくじ) | 布袋尊(ほていそん) | 開運 |
東寺(とうじ) | 毘沙門天(びしゃもんてん) | 学業成就・安産 |
松ヶ崎大黒天(まつがさきだいこくてん) | 大黒天(だいこくてん) | 商売繁盛 |
赤山禅院(せきざんぜんいん) | 福禄寿神(ふくろくじゅしん) | 財運招福 |
行願寺(ぎょうがんじ) | 寿老神(じゅろうじん) | 延命長寿 |
六波羅蜜寺(ろくはらみつじ) | 弁財天(べんざいてん) | 金運 |
えびす神社(えびすじんじゃ) | えびす神(えびすしん) | 商売繁盛 |
都七福神めぐりの専用色紙(大護符)はどこで購入できる?
色紙(大護符)は、都七福神めぐり対象の社寺であればどこの社寺でも購入可能なので、最初に訪れる社寺で購入しましょう。

東寺の大護符
色紙のデザインや金額は社寺によって異なり、基本的に購入した社寺の御朱印が色紙の真ん中になります。色紙の代金は1,500円~2,000円程度で、御朱印代が含まれている場合と別途御朱印代がかかる場合があります。(各社寺の御朱印の金額は300円です)

萬福寺の大護符
社寺によっては金色に輝く都七福神めぐりの専用色紙(大護符)があります。ちょっとお高めですがご利益がありそうです。
都七福神めぐりの御朱印はどこでもらえる?
通常の御朱印と同様に、各社寺の社務所で都七福神めぐりの専用色紙を渡して御朱印をいただきましょう。普段御朱印を集めている方は、ご自身の御朱印帳にいただくのも問題ありません。
ただし1月の週末などは多くの方が訪れるので、御朱印をいただくのに時間がかかる場合があります。特にバスツアーの団体様にばったり出会うと・・・。
都七福神めぐりの方法
都七福神めぐりは、特に新春(1月中)にめぐると徳が高いといわれていますが、1年中いつ廻っても良いとされています。1月にはバスツアーが催行され、京都のタクシー会社も、都七福神めぐりのプランを用意しています。
- 公共交通機関の場合(所要時間:約9~12時間)
- メリット:自分でルートを考えて、他の観光スポットも一緒に巡れる。また公共交通機関なので、移動費が安くすむ。
- デメリット:よっぽどうまくルートを組まないと、都七福神めぐりの7か所を1日で廻れない。(1日で廻るためにタクシーを使うと逆に交通費が高くなってしまう)
- バスツアーの場合(所要時間:約8時間※昼食込み)
- こんな人におススメ:ルートを考えて自由にめぐりたい人
- メリット:移動の事を気にせず気楽に巡ることができ、1日ですべての社寺を廻る事が可能。
- デメリット:各社寺の滞在時間は制限され、都七福神めぐり以外のスポットには行けない。バスツアー代がかかる。
京阪バス、阪急交通社など
- 観光タクシーの場合(所要時間:約5~7時間)
- メリット:京都をよく知っている運転手さんに色々教えてもらえ、1日ですべての社寺を廻る事が可能。
- デメリット:タクシーを貸切るので料金が高い。(数名でシェアすることは可能)
聖京都観光タクシー、京都検定合格タクシーなど
都七福神めぐりの地図
地図で見るとわかりますが、多くの社寺が京都市内の中心ですが、北は洛北、南は宇治までと広範囲にわたります。
各社寺の参拝・拝観時間と参拝・拝観料一覧
スポット名 | 参拝・拝観時間 | 参拝・拝観料 |
---|---|---|
萬福寺(まんぷくじ) | 9:00 ~ 17:00 ※受付は16:30まで | 大人:500円 大学生・高校生:500円 小・中学生:300円 |
東寺(とうじ) | 8:00~17:00 ※受付は16:30まで | 無料 |
松ヶ崎大黒天(まつがさきだいこくてん) | 9:00 ~ 17:00 ※御朱印は16:00まで | 無料 |
赤山禅院(せきざんぜんいん) | 9:00 ~16:30 | 無料 |
行願寺(ぎょうがんじ) | 8:00 ~16:30 | 無料 |
六波羅蜜寺(ろくはらみつじ) | 8:00 ~ 17:00 | 大人:600円 中高大学生:500円 小学生:300円 |
えびす神社(えびすじんじゃ) | 8:30~17:00 | 無料 |
都七福神めぐりのレポート
ではここからは実際に都七福神めぐりの各社寺を簡単にご紹介します。
萬福寺(まんぷくじ)
- 七福神
- 布袋尊(ほていそん)
- ご利益
- 開運

萬福寺
この門、迫力すごいです。

萬福寺の布袋尊
こちらが布袋尊さん、七福神で唯一実在する人物だそうです。
萬福寺はみどころいっぱいで中国ぽく、異国情緒が漂っていて楽しかったですよ。

萬福寺の御朱印
1つ目の御朱印をいただきました。大護符(台紙)の厚みが泉山七福神のもの倍はありしっかりしています。
東寺(とうじ)
- 七福神
- 毘沙門天(びしゃもんてん)
- ご利益
- 学業成就・安産

東寺

東寺の屋根の鬼
屋根の上の鬼に夢中で東寺でいただいた御朱印の写真を撮るのをすっかり忘れれいました。
東寺の見どころはたくさんあります。東寺の見どころや詳細は以下記事にて。
松ヶ崎大黒天(まつがさきだいこくてん)
- 七福神
- 大黒天(だいこくてん)
- ご利益
- 商売繁盛

松ヶ崎大黒天
最寄り駅からもやや遠く、結構な階段を登り到着いたしました、松ヶ崎大黒天。

大黒天
こちらのなで仏さんをなでなでして御朱印をいただきましょう。

松ヶ崎大黒天の御朱印
赤山禅院(せきざんぜんいん)
- 七福神
- 福禄寿神(ふくろくじゅしん)
- ご利益
- 財運招福

赤山禅院
ここちょっと遠いんですよね。赤山禅院もみどころがたくさんありますが、ここも、割愛します。

お猿さん

赤山禅院の御朱印
赤山禅院の見どころや詳細は以下記事にて。
行願寺(ぎょうがんじ)
- 七福神
- 寿老神(じゅろうじん)
- ご利益
- 延命長寿

行願寺 革堂
ここは猫好き必見!人慣れしてない猫がいっぱいいます。

行願寺の御朱印
六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
- 七福神
- 弁財天(べんざいてん)
- ご利益
- 金運

六波羅蜜寺

弁財天

お金を洗います
銭洗い弁財天さまなのでお金を洗いお清めします。そして御朱印もいただきます。
こちらは手書きおみくじがあたると評判。

六波羅蜜寺の御朱印
御朱印もいよいよ残すところあとひとつとなりました。
六波羅蜜寺の見どころや詳細は以下記事にて。
京都ゑびす神社(きょうとえびすじんじゃ)
- 七福神
- えびす神(えびすしん)
- ご利益
- 商売繁盛

えびす神社
ここで最後です。すてきな笑顔でお出迎えいただきました。

えびす様
御朱印完成、感無量です。そして長いようであっという間に都七福神めぐり終了。

えびす神社の御朱印
京都ゑびす神社の見どころや詳細は以下記事にて。
都七福神めぐりまとめ
萬福寺・東寺・赤山禅院・六波羅蜜寺など見どころが多いところもあって楽しく巡れると思います。
都七福神めぐりが終了したらご自宅の玄関を笑顔でくぐるといいらしいですよ。京都の1月は寒いので、防寒をしっかりして楽しく巡ってください。
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