粟嶋大明神をお祀りしている粟嶋堂宗徳寺は、安産や婦人病治癒のご利益があることで有名。京都では「あわしまさん」と呼ばれ多くの女性の信仰を集めています。
境内には綺麗なお花が供えられており、ご利益にあやかりたい女性が訪れる人気の御堂です。人形供養でも有名で、境内には人形もたくさん並んでいます。
目次
粟嶋堂宗徳寺のご利益
- 婦人病平癒・安産子授
- 女性を守る神様を祀っているいることから、婦人病など女性の病気平癒や安産子授、良縁、所願成就など、女性にうれしいご利益があるとされています。
粟嶋堂宗徳寺のお守り
お守りは受付所でいただけます。
お守りは全部で3種類、「女性の御守(赤色か紫色)」「安産の御守」「一願成就の御守」です。
女性の御守
こちらは、女性の一生の守り神「あわしまさん」の御守で、女性に関する全てのことを守ってもらえるお守りです。
赤色と紫色の2種類あり、良縁、安産子授け、病気平癒、手術成功、厄除けや開運などのご利益があります。
粟嶋堂宗徳寺の御朱印
中央にご祭神「粟嶋大明神」と書かれた御朱印。達筆で味のある文字です。右上には社紋である「変わり芭蕉紋」の朱印が押されています。
【場所】授与所
【受付時間】09:00~17:00
ご住職がご不在時は御朱印をいただけない場合もあるようですが、この日は運よくいただくことができました。
粟嶋堂宗徳寺の見どころ
粟嶋堂に参拝
お車の方は南門へ。南門をくぐって境内に停めます。約3台駐車できます。
まずはお清めから、粟嶋堂の前を通り過ぎ受付所の方に進んで行くと左手に手水舎があります。
手水舎でお清めを終えたら粟嶋大明神をお祀りしている粟嶋堂へ。
参拝を終えたら、護摩木(ごまぎ)にお願い事を書きます。
粟嶋大明神さまのお力をお借りしたいという気持ちを込め、表に「名前」「年齢」、裏に「お願い事」を記入します。
書き終えた護摩木は赤い箱へ納めます。納めた護摩木は5月5日の柴燈大護摩供でお焚きあげしてくださいます。
なで仏『賓頭盧(びんずる)尊者』
次にお堂に向かって右手にいらっしゃる「なで仏」おびんずる様にもお力添えをお願いしましょう。
自分の身体の悪いところを撫で、次におびんずる様の同じ部分を撫でると、よくなると言われています。本来は赤い色をしているびんずるさまですが、多くの方に撫でられたためが色が剥げています。
おびんずる様の前にはお花が供えられています。粟嶋堂はこのように各所に綺麗に咲いたお花が供えられていて、女性らしいお堂です。
咲分稲荷大明神・弁財天
こちらは咲分稲荷大明神のお社。
弁財天さまのお社にも白いお花が供えられています。ここまで綺麗に清掃されていてお花も供えられているところは珍しい。
宗徳寺には納骨堂もありますが、死後はこんな綺麗に管理されているところに入りたいですね。
俳人、与謝蕪村(よさぶそん)の句碑
俳人である与謝蕪村(よさぶそん)が、娘の病気平癒の祈願で訪れた時に読んだ句が碑として残されています。
孝明天皇、光格天皇など、歴代の后妃さまも粟嶋堂にお参りするほど、婦人病や安産の霊験があらたかな粟嶋堂です。
粟嶋堂の人形舎
粟嶋堂宗徳寺では人形供養でも有名。雛人形や日本人形、布袋尊、招き猫などがずらりと並んでいます。
人形に対し、「これまでどうもありがとう」と感謝の気持ちを込めて供養されているからでしょうか、恐い感じや不気味な感じはしませんでした。
粟嶋堂宗徳寺の由緒
「あわしまさん」の呼び名で親しまれてきました粟嶋堂は、西山浄土宗に属する宗徳寺境内のお堂です。粟嶋堂は宝徳年間(今から約600年前)に南慶和尚が紀伊の国、淡島にて虚空蔵菩薩像を感得せられて上洛の途上、俄かにこの辺りで重くなったのを、ご神意として鎮守・粟嶋明神としてお祀りしたのが始まりといわれています。
粟嶋堂宗徳寺のご本尊
- ご本尊
- 阿弥陀如来
粟嶋堂宗徳寺の基本情報
- 名称(よみがな)
- 粟嶋堂宗徳寺(あわしまどうそうとくじ)
- 住所
- 〒600-8257 京都市下京区三軒替地町124
- 駐車場
- あり 約3台
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- http://awashimado.jp/
粟嶋堂宗徳寺のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 各線「京都駅」下車、徒歩10分
粟嶋堂宗徳寺の地図
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