京都では「祇園さん」でおなじみの八坂神社は、美容水やご神水といった、神聖な水が湧き出るパワースポットです。美容水は女性からの絶大な人気があり、祇園の舞子さんや芸能人もご利益にあやかるべく足を運ぶほど。
境内には多くの摂社末社があり、厄除け以外にも、美容・芸能、縁結び、開運などの多くのご利益にもあやかれるとてもうれしいスポットです。
目次
八坂神社のご利益
- 厄除け
- 八坂神社のご祭神である素戔嗚尊(すさのをのみこと)は、除疫神であることから、厄除けのご利益があるとされています。
- 厄除け・疫病退散・夫婦和合・商売繁盛・縁結び・美人祈願・芸能上達等
- 八坂神社の境内には、摂社・末社が多くあり様々なご利益をいただくことができます。
八坂神社の授与品
八坂神社のお守り
八坂神社にはたくさんのお守りがあり選ぶのが大変です。
いつも幸せ「しあわせ守」
両手で優しくお守りを包みこみ、願いを込めてからお守りを身につけるとよいそうです。
これを持っていれば美しくなれる「美守」
美御前社で祈願し、身も心も美しくと願う女性のためのお守り。
八坂神社の御朱印
八坂神社の以前の名称である「祇園社」と書かれた御朱印です。境内摂社の美御前社や蛭子社などの御朱印ももらうことができます。(書置きタイプ)
【場所】授与所
【受付時間】09:00~17:00 ※手書きは16:00まで
八坂神社の見どころ
華やかな西楼門
祇園の街のシンボルでもある華やかな「西楼門」。こんなに立派ですが正門ではなく、南側の南楼門が正門なんです。
この西楼門は屋根から雨だれが一切しないということが、八坂神社の七不思議の一つとして伝わります。
国宝の本殿
八坂神社の本殿は2020年10月に国宝に指定されました。本殿は、徳川家綱によって1654年に建てられ、祇園造と呼ばれる建築様式。本殿と礼堂(現在の拝殿)が一つの屋根で覆われています。
本殿の下には、龍穴(りゅうけつ)があり青龍が棲んでいると伝わります。
龍穴といえば、水の神様を祀る貴船神社の奥宮の下にもあるとされています。
舞殿
舞殿の南側にかがげられた大絵馬。参拝時は2019年の干支であるイノシシの絵馬でした。
石鳥居
八坂神社の南側には、日本最古の石造りの鳥居があります。この鳥居をくぐると正面が本殿です。
実は正門の南楼門
石鳥居をくぐると南楼門があります。八坂神社と言えば「西楼門」を思い浮かべる人が多く、大通りにも面しているので有名ですが、本殿の南側にあるこの南楼門が八坂神社の正門です。
ご利益いっぱい摂社・末社
八坂神社の本殿の周囲には様々な摂社・末社が祀られています。それぞれにご利益があるので、時間があればぜひ参拝してください。
疫神社
ご利益:厄除け・疫病退散
平成31年6月までの予定で、修復工事中です。
太田社
ご利益:夫婦和合
ご祭神の猿田彦命と宇受女命はご夫婦です。
蛭子社
ご利益:商売繁盛
七福神でおなじみの、えびす様を祀っている蛭子社。商売繁盛のご利益があり八坂神社で一番人気のお社です。
えびす様をなでるとご利益をいただけます。
大国主社
ご利益:縁結び
大国主社のご祭神は、出雲大社の神様と同じ大国主命(おおくにぬしのみこと)です。
玉光稲荷社と命婦稲荷社
ご利益:五穀豊穣・商売繁盛
命婦稲荷社(みょうぶいなりしゃ)は玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)の奥宮です。
大神宮社
天照大神(あまてらす おおみかみ)と豊受大神(とようけ の おおかみ)、天皇陛下のご先祖様がお祀りされているのが「大神宮社」です。
鳥居の奥には、伊勢神宮の内宮と外宮があります。大神宮社の前にはご神水の「力水」が湧き出ています。
悪王子社
ご利益:神願成就
素戔嗚尊の荒魂が祀られているお社。
美御前社
ご利益:美容・芸能
ご祭神は3名の美女たち、美容水が有名ですね。芸能人や舞子さんも訪れる美のパワースポット!
前を歩いていた女性は「お財布のお金を全額お賽銭として入れる」と言っていました。
日吉社
ご利益:災難除け
八坂神社の鬼門に位置する日吉社。
刃物神社
ご利益:縁切り・開運
八坂神社は縁切りのご利益も知られていますが、それは境内にある刃物神社のご利益です。刃物神社で悪縁を刃物で切って運を切り開き、境内の太田社で縁結び祈願をすれば良縁に恵まれるといわれています。
五社
ちょっと変わった神様も祀られている五社。かまど社と天神社はあまりないユニークな神様をお祀りしています。
- 八幡社:武運の神様※戦いの勝敗の運
- かまど社:火を使う場所の神様
- 風神社:風の神様
- 天神社:お薬の神様
- 水神社:水の神様
祖霊社
祖霊社は八坂神社の役員や関係者をご祭神としてお祀りしているお社です。
厳島社
ご利益:美容・武芸
ご祭神の市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)は、容姿端麗で美しい舞を踊ることから舞踏謡曲(ぶようようきょく)の神さま。祇園の舞妓さんや芸妓さんにも崇拝されているとか。
十社
以下の10個のお社です。阿蘇社、松尾社、諏訪社、春日社、金峰社、香取社、愛宕社、白山社、熊野社、多賀社。
大年社(おおとししゃ)
ご利益:五穀豊穣
穀物、農耕の神様が祀られています。
八坂神社のイベント・行事
新春の三社詣でご利益を
新春の初蛭子にあわせ、1月9日、1月10日の2日間に行われる三社詣は、御本社・大國主社・蛭子社の三社を参拝しご利益をいただきます。
祇園えびす
八坂神社の摂社である「蛭子社」にて、毎年1月10日(15:00~)に本蛭子として蛭子社祭がとり行われます。商売繁盛や家内安全が祈願され、1月9日~10日には蛭子社にて福笹かざりが授与されます。
えびす船巡行
宵蛭子の1月9日(15:00~)には、七福神を乗せた「えびす船」が八坂神社から四条烏丸間を往復する祭事が行われます。
「商売繁盛で笹もってこい~♪」のかけ声とともに手拍子を打ちながら、えびす船を先導する福娘さん達。
船には、大判や小判、鯛、俵などの縁起物の飾りがたくさん。寒空の下、笑顔で手を振る可愛い弁財天さん。
四条繁栄会のお店に福笹を授与して回る福娘さん達は忙しそうでした。
八坂神社の由緒
慶応4年(1868)5月30日の神衹官達により八坂神社と改称するまで、感神院または祇園社と称していた。
創祀については諸説あり、斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した使節の伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に奉斎したことに始まるという。
また、一説には貞観18年(876)南都の僧円如が建立、堂に薬師千手等の像を奉安、その年6月14日に天神(祇園神)が東山の麓、祇園林に垂跡したことに始まるともいう。
八坂神社のご祭神
- ご祭神
- 中御座 素戔嗚尊 (すさのをのみこと)
- 東御座 櫛稲田姫命 (くしいなだひめのみこと)
- 西御座 八柱御子神 (やはしらのみこがみ)
八坂神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 八坂神社(やさかじんじゃ)
- 住所
- 〒605-0073 京都市東山区祇園町北側625
- 駐車場
- あり 八坂神社常磐新殿駐車場 40台 400円/1時間 時間/09:00~17:00
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- http://www.yasaka-jinja.or.jp/
八坂神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市バス「祇園」下車、徒歩約2分
- 京阪「祇園四条」下車、徒歩約5分
- 阪急「河原町」下車、徒歩約8分
八坂神社の地図
八坂神社の口コミ
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