菅原道真の没後31年目に創建され、最初の天満宮と伝わる「吉祥院天満宮」。道真誕生の地に建つ吉祥院天満宮には、産湯の井戸や硯之水、身だしなみを整えるために使った鑑の井など、道真ゆかりの史跡が数多く見られます。
道真のへその緒が納められたとされる胞衣(えな)塚には、子どもの知恵を授かりたいとお宮参りに訪れる人も多い。拝殿前の金色の牛や白馬、吉祥丸のオブジェは印象的で、キティちゃんなどサンリオキャラクターの可愛いデザインのお守りが女性に人気。
目次
吉祥院天満宮のご利益
- 学業成就
- ご祭神である菅原道真は、学問神様と言われるほど学問に秀でた人物であった事から学業成就のご利益があると言われています。
吉祥院天満宮の授与品
吉祥院天満宮のお守り
吉祥院天満宮のお守りはハローキティの干支マスコット守りをはじめ、その他にもサンリオ系のキャラクターぐでたまや、マイメロディなどがありました。能力開発守りや夢かなう守りなど、デザインが可愛らしいものが多い印象です。
合格守り
白地に梅の模様が施されたシンプルな合格お守りです。
ちえ守り
赤地に金の梅模様が印象的な知恵を授かれるお守りです。
キティーちゃんの合格守り
受験を控えている女性に贈ると喜ばれそうな人気のお守りです。
吉祥院天満宮のおみくじ
キティーちゃんおみくじ
吉祥院天満宮のおみくじは2つありますが、開運コイン入りのキティーちゃんおみくじが人気です。
吉祥院天満宮の御朱印
今回いただいた御朱印は、吉祥院天満宮の「菅原大神」と墨書きされたもの。
吉祥院天満宮でいただける御朱印は2種類あり、もうひとつは「吉祥院の吉祥天女」。
【場所】授与所
【受付時間】09:00~17:00
吉祥院天満宮の御朱印帳
吉祥院天満宮の御朱印帳は、可愛らしい「吉祥丸さま」と「吉祥天女さま」の2種類があります。
吉祥院天満宮の見どころ
道真生誕の地に創建された最初の天満宮
吉祥院天満宮は、学問の神様として有名な菅原道真をご祭神として祀った「最初の天満宮」であるといわれています。承平4年(934)に朱雀天皇の勅命により、菅原道真の生誕の地に社殿が建てられました。
拝殿を前にまず目に飛び込んでくるのは、拝殿前の吉祥丸さまのキャラクター人形です。吉祥丸は菅原道真の幼名です。
菅原道真は18歳の若さで文章生に合格するまで、この地で暮らしていたようです。
吉祥丸さまは近くで見ると、聡明さが顔に現れていますね。
巨大な金のなで牛と白馬のオブジェ
天満宮ではお馴染みのなで牛ですが、吉祥院天満宮のなで牛は少し様子が違います。拝殿に向かって左手にあるのは、かなり目立つ巨大な金色の牛のオブジェ!大願成就・健康長寿のご利益があり、撫でてくぐってご利益百倍!と書かれています。
他の天満宮同様、吉祥院天満宮にも2体の牛の石像がありますが、古くなりひびが入るなどしたため、2020年6月に幅3.2m、高さ1.3mの巨大な金の牛のオブジェが登場したとのこと。
拝殿に向かって右手には、神馬と思われるこちらも巨大な白馬のオブジェがあります。
拝殿前の吉祥丸さまと金色の牛のオブジェ、そして白馬のオブジェと、神社にしてはポップな雰囲気が漂います。
菅公胞衣塚
菅原道真のへその緒が埋められていると伝わる「胞衣塚(えなづか)」。
初宮参りの時には、胞衣塚に参り子供の無事成長を祈るのが習わし。本殿を参拝した後に、胞衣塚の前で子供の鼻をつまみ元気な声を上げさせ、子どもの健康と将来を祈ります。
吉祥院天満宮のお宮参りでは、お食い初め石として玉石が授与され、お食い初めの時に軽く口につけると丈夫な歯が生えてくるとされています。
胞衣塚は、知恵授かりや健康成長のご利益があり、京都ではお宮参りはココ!という人も多いようです。
硯之水(すずりのみず)
菅原道真が幼少の頃に勉強や習字に使った水で、学業成就や書道の上達のご利益があります。
鑑の井
菅原道真が出勤前に、姿を映し身だしなみを整えていたとされる鑑(かがみ)の井。
鑑の井の隣には弁財天社がありました。
産湯の井戸
鳥居の左手にあるのが、菅原道真が生まれた時に産湯として使われたと伝わる井戸です。(井戸は社伝に基き復元されたもの)
井戸の奥には木と花に包まれるように「菅公御誕生之地」と書かれた石碑があります。
菅原道真誕生の地は、日本各地にいくつもあり、京都にはここ「吉祥院天満宮」と、京都の四条烏丸近くにある「菅大臣神社」、京都御所の西側に建つ「菅原院天満宮神社」の3か所。
いずれにも産湯の井戸があり、誕生の地を示すには産湯の井戸が必要ということでしょう。ちなみに実際に井戸水が湧き出ているのは「菅原院天満宮神社」だけです。(しかも水は自由に汲むことができます)
吉祥院天満宮の摂社
春房稲荷大明神
本殿の裏手には春房稲荷大明神を祀っている稲荷社があります。小さなお社ですが、正一位という最高位の称号を与えられた稲荷社です。
吉祥院天満宮の脇にひっそりと佇んでいました。
吉祥院天女社
吉祥院天女社には、菅原道真の祖父である菅原清公、父である菅原是善、さらに伝教大師最澄、薬師如来、観世音菩薩、孔子が祀られています。
菅原清公(道真の祖父)が唐へ向かう途中に暴風にみまわれ、最長と共に吉祥天女に祈ると天女が舞い降り波風を静めてくれたそうです。無事に任務を果たし帰国した菅原清公は、吉祥天女像を彫り自邸にお堂を建てて祀ったと言われています。
吉祥院天女社には、渡航安全、大願成就、福徳招来のご利益があるとされています。
吉祥院天満宮の由緒
延喜3年(903)に菅原道真が大宰府で亡くなった後、約30年後の承平4年(934)に朱雀天皇勅願で道真誕生の地に社殿を建て道真の霊を祀ったことがはじまりです。
吉祥院天満宮のご祭神
- ご祭神
- 菅原道真(すがわらのみちざね)
吉祥院天満宮の基本情報
- 名称(よみがな)
- 吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)
- 住所
- 〒601-8331 京都市南区吉祥院政所町3
- 駐車場
- 数台あり/無料
- 参拝・拝観時間
- 参拝時間/自由、授与所時間/09:00~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- なし
吉祥院天満宮のアクセス
- 公共交通機関の場合
- JR「西大路駅」下車、徒歩約15分
- 市バス「吉祥院天満宮前」下車、徒歩約3分
吉祥院天満宮の地図
吉祥院天満宮の口コミ
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