京都で女人守護の神社といえば、ご祭神がすべて女神様の「市比賣(いちひめ)神社」。縁結びから安産まで、すべての女性の願いを叶えてくれる女性守護の神社として信仰を集めています。天之真名井の上に奉納された、多くの真っ赤な姫だるまはSNS映え間違いなし。
こじんまりとした神社で、マンションの一階が神社?神社の上がマンション?という風貌ながら、歴代皇后の信仰が厚く、創建以来皇后陛下へお守りを献上している皇室ゆかりの神社でもあります。ちなみに市姫神社ではなく市比賣神社と書きます。
目次
市比賣神社のご利益
- 女人厄除け・安産・良縁
- ご祭神が全て女神様であることから女性に嬉しい「女人厄除け」や「安産」「良縁」などのご利益があるとされています。
市比賣神社のお守り
女人守り
お守りを持つすべての女性が幸せであるようにと祈願されたお守りです。女人守りは、市比賣神社が創建されて以降、歴代の皇后陛下へ献上されているお守りです。
おとう鈴
なんと、トイレのお守りです。鈴の清々しい音色がけがれをはらうといわれている。昔は、建物の東の方角にお手洗いを建てると家が栄える、と言われたところから「御東」と称されたのが、“おとう”の名の由来だそうで、現在でも宮中ではトイレのことを『おとう』と呼んでいるそうです。古来より、妊婦さんがお手洗いを掃除すると安産で元気な子供を授かると言われている、とっても重要な場所です。
市比賣神社のおみくじ
姫みくじ
女性に縁の深い市比賣神社のお守りということで「姫みくじ」と名つけられたそうです。
「姫みくじ」は赤いだるま型の人形におみくじが入っています。
人形のおしりのひもを引っ張ると・・・。
おみくじが登場!
幸運の大吉です!
おみくじは「おみくじ結び所」に結びます。
姫だるま(人形)はお願い事を書いて、天之真名井(あめのまない)の上奉納する人が多いようです。もちろん持って帰ってお守りとして飾ってもよいです。
市比賣神社の御朱印
市比賣神社の御朱印は書置きで、天皇家の家紋・菊花紋章の朱印が押されています。
【場所】授与所
【受付時間】09:00~16:30
市比賣神社の見どころ
市比賣神社の上はマンション!?
まず最初に驚かされるのが、市比賣神社の外観。市比賣神社の上にはマンションが建っており、神社の鳥居自体はマンションと同化しています。
というかマンションの一階部分が鳥居と社務所になっている状態。「マンションの女性はご利益で全員幸せ?」「ご利益付きマンションでちょっと家賃が高い?}といった想像もふくらむ珍しい神社です。
天之真名井(あめのまない)
天之真名井とは、歴代天皇の産湯に用いられたという御神水が湧き出る井戸。現在も茶会、花展・書展等に用いられている名水です。
天之真名井は一願成就の井戸とも呼ばれており、絵馬を奉納し井戸のご神水を飲んで手を合わせると、願い事が一つだけ叶うという言い伝えがあります。
カード塚
現代的なこちらのオブジェは「カード塚」です。
私たちが毎日大切に使っているいろいろなカードは自分の身分証明。使い終わったカードに感謝する意味で、カード塚で祓い清め、清らかな気分で新しいカードに新しい期待をかけて、将来の幸福に向かって歩んでほしいという気持ちから「カード塚」がつくられたそうです。市比賣神社では、カード型お守り(初穂料:900円)も購入できます。
市比賣神社の由緒
古事記「天の眞名井宇気比の段」御祭神出生の霊明なる誓約の件により、女人守護、市場の交易、商売繁昌を神勅とし、平安時代から皇室、公家万民の崇敬篤く、御神徳を奉賽したことは史記に多々散見する。
市比賣神社のご祭神
- ご祭神
- 多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
- 市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)
- 多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)
- 神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)
- 下光比賣命(したてるひめのみこと)
市比賣神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 市比賣神社(いちひめじんじゃ)
- 住所
- 〒600-8119 京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル
- 駐車場
- なし
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~16:30
- 【御祈祷】受付時間/09:00~16:30
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- https://www.ichihime.net/
市比賣神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市営地下鉄烏丸線「五条駅」下車 徒歩10分
- 京阪「清水五条駅」下車 徒歩5分
市比賣神社の地図
市比賣神社の口コミ
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