京都府亀岡市稗田野町にある、がん封じのご利益で有名な稗田野神社(ひえだのじんじゃ)。境内にあるガン封じの樫の木のコブをなでると、癌を封じてくれるご利益があります。
様々な「気」を授かることのできる神社でもあり、境内には縁結びの神社、学問の神社、商売繁盛の神社などもある。ご利益は多岐にわたり、見どころがたくさんある神社です。秋の紅葉の時期は、境内の和銅禊ぎ(みそぎ)の池の周辺がとても綺麗です。
目次
稗田野神社のご利益
- がん封じ
- 境内にある樫の木は悪病を吸い取る霊木で、樫(かし)の木の瘤(こぶ)を撫でることにより、人の悪病・癌病を封じてくれるといわれています。
稗田野神社のお守り
癌封治守、安産守、智恵守、交通安全守、開運厄除守、縁結び守など各500円でいただけます。他にもご利益グッズの癌封治水晶石の環ブレスレット守(1,000円)などもあります。
稗田野神社の御朱印
訪れたのが平日15時過ぎでしたので、この日は早く閉められたのか、15時までなのかはわかりませんが、御朱印やお守りのをいただきたい方は早めに訪れることをおススメいたします。
御朱印は書置きの物に日付を入れていただけるようです。
【場所】授与所
【受付時間】09:00~16:00?
稗田野神社の癌封治の参拝の仕方
癌封治で参拝の方は、参拝順がありますので順路に沿って参拝しましょう。
正面参拝入り口から入ると、癌封治瘤の木や稲荷神社などが現れますが、まずは正面参拝入り口の奥にある手水舎へ向かい手と口を清めましょう。
右手に柄杓を持ち、左手でPUSHボタン(写真左下)を押します。
手水の作法に従いを清めをし、手水舎の横にある「稗田野神社参拝順路」と書かれた白黒のA4の紙をいただきましょう。
紙が風で飛んでしまわないように重石がありますが、少々ルールがあるようです。写真を参照ください。
用紙には境内の案内図が書かれてあり、一番下に「癌封治参拝順路」が書かれています。
「癌封治瘤の木」→「石の環」→「御本殿」→「気力の石」→「幸魂奇魂の魂石」の順番が癌封治参拝順路になります。
それぞれの場所で「●●を御守ください」と祈ります。解説を見ながら参拝するとよいですよ。
写真のようにすべての場所に名称と番号とが書かれているので分かりやすいです。
癌封治瘤の木(ガンフウジコブノキ)
まず最初に、樫の木の根元に大きなコブのある『癌封治瘤の木』。自分の身体で気になるところを触ってから、悪病を吸い取る霊木のコブを撫でながらお祈りします。
霊験あらたかな「悪病退散」「癌封治」の木が、病を吸い取り治してくれます。病だけでなく不幸や災いなど良くないものも吸い取ってくれるので、瘤を撫でてみましょう。木の奥にはお社がありますのでそちらへの参拝もお忘れなく!
ちなみに、お金招くお稲荷さん、『招金稲荷社』が癌封治瘤の木のそばにあるのでお見逃しなく。
石の環くぐり
次に、願ったことを達成する「気力」を授けてくださる石の環です。
石の環の真ん中に立ち、願い事を強く明確に念じると石の環360度より、神々のご利益を与えてくださいます。石の環をくぐると左手の小さな鈴を鳴らし祈願します。
舞殿とご本殿
次はご本殿にお参りします。本殿は京都府登録文化財に指定されています。
平成2年には江戸時代中期に建てられた社殿を全焼したため、平成4年に室町時代の簡素な様式に平成の趣を加えた様式の社殿に設計し再建された御本殿。
白蛇の親子が宿る「必勝気力石」
次は、白蛇の親子が宿るとされる気力石に手を当てて祈願します。
石に秘められた力をいただけるという「必勝気願石」です。
幸魂奇魂の魂石(たまいし)
次にピカピカに輝く巨大な石『幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)』。
石に触れ、神の恵みをいただきましょう♪
お清めの真砂
最後に、舞殿の手前に置いてある清めの真砂をいただいて帰ります。
ごま木を焚きあげた時に敷いた砂で、「悪病退散」「癌封治」のご利益があります。
砂を袋に入れ本殿へ参拝し家に持ち帰り、小皿にのせて玄関口に置くと良いようです。持ち帰るための袋などは用意されていないので、事前に用意しましょう。
古い砂は駐車場入り口の看板の下に返しましょう。
稗田野神社の見どころ
京式八角石灯篭
緑色の柵を覗くとそこには源義経(みなもとのよしつね)が鎌倉時代に奉納した石灯篭があります。
春日神社
こちらも柵の中を覗くお社を見ることができます。春日神社のご利益は「勝運」「良縁成就」です。
見切れていますが両側には大きな狛犬がいて、中を覗いたとき近くて驚きました。
世界最短の長寿の滝
境内の右手にある健康の庭には、世界一短い『長寿の滝』があります。御利益は、健康・長寿です。
亀岡市の水が稗田野神社の中をくぐる事により、霊験あらたかな長寿の御幸水となったようです。
滝の裏手には「鎮守の森」がありますが、鎮守の森一帯は環境保全地区に指定されているため、残念ながら入ることはできませんが、社殿の裏には約3000年前にこの地に住み着いた祖先が五穀豊穣や子孫繁栄を祈った「土盛りの処」や樹齢1000年を超えるご神木や招神魂の木、霊石などがあります。
和銅禊ぎ(みそぎ)の池
昔はこの池で禊ぎをして、豊作と無病息災を祈ったそう。現在は手をつけることで、禊ぎにかえる人が多いようです。
和銅禊ぎの池には「和銅禊池の掟」があります。
- 池にはまらないように
- 池に物を投げ込まないように
- 池の鯉を捕らないように
右手に進むと池のほとりに二宮金次郎の像があります。
秋には和銅禊ぎの池の周りのもみじが美しく色づきます。
稗田阿礼社(ひえだのあれいしゃ)
左手に池を眺めながら進んで行きます。紅葉の時期だったのでとても良い眺めでした。
狛犬は最近置かれたものなのか新しかったです。
扁額には「稗田阿礼社」と書かれています。稗田阿礼社はご祭神、稗田阿礼(ひえだのあれい)という人物をお祭りしているお社です。
日本最古の歴史書「古事記」を作る時に、尽力した人物、稗田阿礼が「丹波国佐伯郷原野で生まれ育った」と書かれており、村役場の古い記録にも「阿礼」の伝承があることから、この地は稗田阿礼との縁が深いことからお社を建てお祀りしたようです。
古事記には稗田阿礼(ひえだのあれい)「姓は稗田、名は阿礼、ひととなりはきわめて聡明であった」と書かれていることから、ご利益は文学・学問・芸能、そして縁結びです。
「学力向上・難関突破・必勝合格」と赤字で書かれ、岩を懸命に登る亀の姿があります。
丹波のゑびす神社
ゑびす様をお祀りしている丹波ゑびす神社。丹波のえべっさんです。「商売繁盛で笹もってこい」ということで、商売繁盛・家内安全のご利益があります。
稗田野神社の由緒
約3000年前にこの地に住み着いた祖先が現在の社殿の裏にある土盛りの処で、食物の神、野山の神を祀り、原生林を切り拓き田畑を造り、収穫した穀物を供え作物の豊作と子孫の繁栄を祈り捧げましたことに始まり、和銅2年(709)、丹波国守大神朝臣狛磨が朝廷の指示によって土盛の前に社殿を造営し佐伯郷の産土神として祀り、国の安泰と五穀豊穣を祈ったのが稗田野神社の起こり。
稗田野神社のご祭神
- ご祭神
- 保食命 (うけもちのみこと)
大山祇命(おおやまずみのみこと)
野椎命 (のづちのみこと)
稗田野神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 稗田野神社(ひえだのじんじゃ)
- 住所
- 〒621-0033 京都府亀岡市稗田野町佐伯垣内亦1
- 駐車場
- あり 約10台 参拝者無料
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~16:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/14/60/
稗田野神社のアクセス
- 車の場合
- 京都縦貫道亀岡ICより車で5分
- 公共交通機関の場合
- JR亀岡駅よりバスで15分、「国道佐伯」下車すぐ
稗田野神社の地図
稗田野神社の口コミ
お詣りさせて頂いていますが、お守りやお札を授りたいのですが、社務所が開いているタイミングに合わず、残念に思ってあります。是非、社務所が開いてある日程を公開して頂きたく、お願いいたします。
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