八坂神社の近く、四条大橋の東側・四条通り沿いにある、眼病平癒のご利益がある仲源寺。目の仏様「目疾地蔵（めやみじぞう）菩薩」を祀り、他にも現世利益を授ける観音さまや、福の神、大菩薩なども祀られています。

普段はガラス越しに拝む本尊ですが、2月の節分会ではガラス戸が開き、「目疾地蔵尊」を直に拝むことができます。期間限定の開運厄除「起き上がりダルマ」が授与され、日頃静かな境内が賑わいます。

仲源寺のご利益

眼病平癒

ご本尊の目疾地蔵（めやみじぞう）菩薩が、眼病で苦しんでいた老夫婦を救ったことから眼病平癒のご利益があるとされています。

仲源寺の授与品

仲源寺のお守り

仲源寺の授与所は本堂の左手にあり、呼び印を鳴らすと対応してもらえます。

仲源寺の授与所

めやみ地蔵尊御守

仲源寺のお守りは、この「めやみ地蔵尊御守」一択となります。その他には、お札（800円）と数珠（800円）があります。

仲源寺「めやみ地蔵尊御守」

仲源寺の御朱印

仲源寺の御朱印はご本尊である「目疾地蔵尊」と、観音堂に祀られている「千手観音」の2種類があります。
今回いただいた御朱印は「目疾地蔵尊」と書かれたご本尊の御朱印です。千手観音の御朱印は「大悲殿」と墨書きされています。

仲源寺の御朱印

仲源寺の見どころ

京都の祇園にある眼病平癒に霊験あらたかな「目疾地蔵菩薩」を祀る仲源寺は、目の病気に悩む多くの方が訪れるお寺です。

ご本尊「目疾地蔵菩薩」

小さなお堂内には、眼病で苦しむ人の身代わり菩薩として信仰を集める「目疾地蔵菩薩」が安置されています。金色に輝くお姿はガラス越しに拝むことができ、2月の「節分会」の時には戸が開かれるので直接拝むことができます。

仲源寺の本堂

元々「雨やみ地蔵」と呼ばれていたお地蔵さまが、目の病気で苦しむ老夫婦を救ったという話が世間に広まり、いつの頃からか「目疾地蔵（めやみじぞう）」と呼ばれ親しまれるようになりました。目疾地蔵菩薩の右目が赤いのは、右目に眼病を移し平癒させたことから。

毎月23日には、眼病平癒・身体健康祈願が行われています。目の病気でお悩みの方は、仲源寺を訪れてみてはいかがでしょうか。

重要文化財「千手観世音菩薩像」

仲源寺の本堂の手前右手の観音堂には「千手観世音菩薩像（※重要文化財）」が安置されています。現世利益を授ける観音さまで、千の手には千の眼があり命のある全てのものを救う、別名「千手千眼観自在菩薩（せんじゅせんげんかんじざいぼさつ）」です。

仲源寺境内の観音堂

延命長寿や病気治癒などの現世利益があるので、「千手観世音菩薩」にも手を合わせることを忘れずに！「千手観世音菩薩」は、恋愛成就や夫婦円満のご利益が高い仏さまで、子年の守り本尊です。

仲源寺の「千手観世音菩薩」

また仲源寺の「千手観世音菩」は、京都市の観音霊場を巡礼する「洛陽三十三所観音霊場」の第十六番札所でもあります。

大黒天・天道大日如来・妙見大菩薩・道了大権現

お堂の右手奥には、大黒天・天道大日如来・妙見大菩薩・道了大権現も祀られていました。

仲源寺境内に祀られている「大黒天・天道大日如来・妙見大菩薩・道了大権現」

「大黒天」は、福徳・財宝を与えるとされる七福神の一神である福の神。「妙見大菩薩」は、悩みや苦しみ災いを消し去る大菩薩です。

水子供養地蔵尊

仲源寺の門をくぐり手水舎を過ぎると左手に「水子供養地蔵尊」が祀られています。手水や水子供養地蔵尊の周りには色とりどりの鶴が奉納されていました。

仲源寺境内の水子供養地蔵尊

毎月24日には水子供養の法要が行われています。

仲源寺のイベント・行事

節分会

仲源寺の節分会（2月2日～2月3日）では、普段はガラス越しのご本尊「目疾地蔵尊」を直に拝むことができ、豆まきの後に境内で豆配りが行われます。

仲源寺の節分会

また、節分から2月末までの期間限定で、開運厄除「起き上がりダルマ（有料）」が授与されます。

仲源寺の由緒

平安時代の治安二年（1022）に、仏師・定朝が四条橋の東北に地蔵菩薩を祀ったことが始まりです。

仲源寺の由緒書き

仲源寺のご本尊

ご本尊

地蔵菩薩（目疾地蔵菩薩）

仲源寺の基本情報

名称（よみがな）

仲源寺（ちゅうげんじ）

住所

〒605-0074 京都市東山区祇園町南側585

駐車場

なし

参拝・拝観時間

07:00～20:00（※授与所：09:00～16:30）

参拝・拝観料

無料

公式ホームページ

なし

その他

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仲源寺のアクセス

公共交通機関の場合

京阪電車「祇園四条」下車、徒歩約2分

市バス「四条京阪前」下車、徒歩約2分

阪急電鉄「河原町四条」下車、徒歩約5分

仲源寺の地図