新年の初行事である「初詣」。多くの方が新年の幸せを願い、お正月の三が日から松の内にかけて神社やお寺に参拝します。京都には多くの神社仏閣があるので、今年の初詣はどこに参拝しよう?と悩んでいる方は多いと思います。
数多ある京都の社寺の中から、「人気のある有名な神社」「今年の干支にちなんだ神社」「比較的混雑しない穴場の神社」と、3つのカテゴリーに分けて、京都の初詣おすすめスポットをご紹介します。
目次
初詣について
初詣は新年の年が明けた後、初めて社寺に参拝する行事です。初詣の起源は、一家の長が大みそかの夜から元日の朝にかけて氏神に籠もり祈願したのがはじまりとされています。
初詣の目的は神社やお寺を訪れ、神様に前年の感謝を伝え、新年が良い年になるように祈ることです。
初詣の期間
一般的には、三が日または松の内までの神さまがおられる期間にお参りするのが良いと言われています。
※松の内とは門松を飾っておく期間で、小正月の1月15日までを指します。ただし松の内の期間は地域によって異なり、関東を中心とした東日本は1月7日までを松の内とする地域もあります。
初詣に訪れる人はどのくらい?
2009年の警視庁発表のデータ※によると、正月三が日に神社やお寺へ初詣に出かける人は約9,939万人。かなりの人が初詣に行く計算になります。
初詣の参拝者数が一番多い神社は、東京の明治神宮で、3日間でなんと約319万人。東京ディズニーランド・ディズニーシーに行く人が約35万人なので、いかに初詣に行く人が多いのがわかります。
※警察庁「新年の人出と年末年始の登山者に対する警察措置について」2009年1月9日発表
京都の神社の初詣参拝者数ランキング
では京都の神社にはどのくらいの人が初詣に出かけてるのでしょうか?初詣期間の参拝者数は、2009年まで警視庁が発表していましたが、神社発表のものとの相違や集計方法などの問題もあり、2010年以降は発表されていません。
以下表は最後に発表された2009年のデータより、京都の神社を抜粋してランキングにしたものです。あくまでも参考程度にご覧ください。
ランキング | 社名 | 参拝者数 |
---|---|---|
1位 | 伏見稲荷大社(伏見区) | 277万人 |
2位 | 八坂神社(東山区) | 100万人 |
3位 | 北野天満宮(上京区) | 50万人 |
4位 | 平安神宮(左京区) | 40万人 |
5位 | 地主神社(東山区) | 30万人 |
6位 | 松尾大社(西京区) | 25万人 |
7位 | 下鴨神社(左京区) | 20万人 |
8位 | 石清水八幡宮(八幡市) | 12.5万人 |
9位 | 城南宮(伏見区) | 10万人 |
9位 | 長岡天満宮(長岡京市) | 10万人 |
10位 | 上賀茂神社(北区) | 8万人 |
京都の初詣で人気のある神社
それでは、京都で人気のある初詣の神社をご紹介していきます。
主要社寺の、大晦日からお正月三が日の初詣参拝時間と新年の情報は以下記事にてまとめています。
伏見稲荷大社
ご利益商売繁昌・五穀豊穣・病気平癒・学業成就・合格祈願・諸願成就
京都で初詣の人出がダントツに多いのが伏見稲荷大社。伏見稲荷大社は、五穀豊穣・商売繁盛の神さま、宇迦之御魂神(うかのみたまのおおかみ)を祀るお稲荷さんの総本宮です。また、豊臣秀吉が母の病が治るように祈願し成就したことから病気平癒のご神徳も高く、毎年たくさんの参拝者で賑わう人気の神社です。
千本鳥居を通って奥社奉拝所まで足を運んだり、一年の始まりに稲荷山をぐるっと一周するお山巡りもおすすめです。
大大吉がでるおみくじ
伏見稲荷大社のおみくじには、大吉のさらに上の【大大吉】があるんです。お正月には大大吉を引き当てるべく、おみくじ待ちの列ができるほどの人気ぶり。
伏見稲荷大社のおみくじの吉凶はかなり細かく分けられていて、「凶のち吉」「吉凶相交末吉(きっきょうあいまじわりすえきち)」など、他ではお目にかかれないものが出ることもあり、盛り上がること間違いなしです。
大大吉!!
大吉ではなく、大大吉は嬉しい
伏見稲荷 pic.twitter.com/5VrVpPnck3— しのぶ先生 $HINO6U (@netshop_shinobu) February 24, 2020
合格祈願は隣接する東丸神社へ
伏見稲荷大社には、外拝殿の南側に隣接した場所に「東丸神社(あずままろじんじゃ)」があります。江戸時代の国学者、荷田春満(かだのあずままろ)を祀り、学業成就や合格祈願のご利益がある神社です。
大学受験を控えた学生さんや、何かの試験目前の方は、伏見稲荷大社と合わせて参拝することをおすすめします。
【参拝】無料
【アクセス】JR奈良線「稲荷駅」徒歩すぐ、京阪本線「伏見稲荷駅」徒歩5分、市バス「稲荷大社前」徒歩7分
【駐車場】あり ※12月30日~1月5日迄は境内駐車場は閉鎖
伏見稲荷大社の見どころや詳細は以下記事にて。
八坂神社
ご利益厄除け・疫病退散・夫婦和合・商売繁盛・縁結び・美人祈願・芸能上達
京都三大祭の一つ祇園祭で知られ、2020年には本堂が国宝に指定された八坂神社。初詣期間も立地の良さから多くの人が参拝に訪れます。ご祭神は、素戔嗚尊(すさのをのみこと)で、厄除け・疫病退散の神社として信仰されています。
八坂神社は境内のお社(摂社・末社)を巡って、様々なご利益を授かるのがおすすめ。商売繁盛の「蛭子社」、縁結びの「大國主社」、美人祈願の「美御前社」などのご利益や、「刃物神社」で悪縁を切り「太田社」で祈願すれば良縁に恵まれるなど。
八坂神社本社の「厄除け・疫病退散」のご利益だけではなく、境内のお社を一緒に参拝しそのご利益を授かれるのも八坂神社の人気の理由の一つです。
お正月行事が目白押し
八坂神社の新年は「をけら詣り」をはじめ、お正月に授与される「粥杖」、初蛭子の「三社詣」など有名なお正月行事が目白押しです。
をけら詣り
京都を代表するお正月の風物詩が「をけら詣り」。境内の灯籠に灯された御神火から縄に火を移し、その火縄をグルグルと回しながら持ち帰ります。持ち帰った「をけら火」は神棚に灯したり、お雑煮を炊く火種に用いるなどして新年を祝います。燃え残った火縄は、「火伏せのお守り」として台所に祀ります。
日時:12月31日19:30頃~1月1日早朝まで
粥杖
お正月限定で授与されているのが「粥杖(かゆづえ)」。粥杖とは守礼を桃の枝に挟んだもの。15日の朝に粥杖に挟んである守札を玄関に貼り、桃の枝で小豆粥をかき混ぜ食べると、疫病災難除けのご利益があります。
八坂神社の護符、その2。桃の枝の粥杖。 pic.twitter.com/hPSEeGLrUU
— 菅野節子 (@skanno1030) January 26, 2016
三社詣
初蛭子にに合わせて1月9日・10日に行われるのが「三社詣」。本殿・大國主社・北向蛭子社の三社の御朱印を集めながら参拝することで、大きなご利益をいただけます。
日時:1月9日・10日/10:00~18:00
三社のご利益:
・本殿・・・厄除、災難除
・大國主社・・・良縁成就、家内安全
・北向蛭子社・・・商売繁昌、開運招福
三社詣でのレポート記事はこちら。
遊び心満載のおみくじ
授与所には、竿を使って鯛のおみくじを釣る「一年安鯛みくじ」があります。遊び心満載で大人も子供も楽しめるおみくじです。
【参拝】無料
【アクセス】市バス「祇園」徒歩約2分、京阪「祇園四条」徒歩約5分、阪急「河原町」徒歩約8分
【駐車場】あり ※大晦日は利用不可 ※周辺の有料駐車場(円山駐車場:約130台など)
八坂神社の見どころや詳細は以下記事にて。
北野天満宮
ご利益学業成就・合格祈願
「北野の天神さん」と親しまれる学問の神さま菅原道真を祀る全国天神社の総本社「北野天満宮」。毎年境内は、初詣に訪れる参拝者で賑わいをみせます。
歳旦祭
歳旦祭では、新しい年を迎え、皇室の繁栄・国家国民の隆盛・世界平和を祈願されます。また、境内の梅の剪定(せんてい)時にでる枝に、厄除けの玄米が入ったひょうたんをつけた、招福の梅の枝「思いのまま」が授与されます。限定10,000本の授与で、無くなり次第終了となるお正月の縁起物です。
持ち帰った梅の枝を飾っておくと花が咲き、春の訪れと幸せを呼び込んでくれます。北野の梅には、邪気払い・災難厄除のご利益があり、ひょうたんに入っている厄除玄米には炊いて食べると厄除・災難除・無病息災のご利益があります。
初穂料:1,000円 ※限定10,000本/無くなり次第終了
授与開始:1月1日 0時~
【参拝】無料
【アクセス】市バス「北野天満宮前」すぐ、京福電車「白梅町」徒歩5分
【駐車場】あり 約300台 開門時間/09:00~17:00
北野天満宮の見どころや詳細は以下記事にて。
平安神宮
ご利益開運招福・厄除け・縁結び
明治28年に平安遷都1,100年を記念して、平やかで安らかな都であるようにとの願いが込められ創建された平安神宮。平安京の正庁、朝堂院を8分の5に縮小再現して建設され、平安京を開いた桓武天皇と平安京最後の天皇である孝明天皇が祀られています。
時間に関係なく自由に参拝することができることもあり、初詣期間に人気の神社。境内はとても広々としていますが、拝殿前は込み合います。一年を平和に過ごせるように祈る場所としておすすめです。
平安神宮の終夜万燈
平安京を彷彿とさせる平安神宮では、大晦日より元日の朝にかけて終夜開門し、境内の全ての燈籠に火が灯されます。その幻想的な雰囲気は、初詣の混雑や喧噪を忘れさせてくれます。
【参拝料】無料
【アクセス】市バス「岡崎公園美術館・平安神宮前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」徒歩5分、地下鉄東西線「東山駅」1番出口より徒歩10分
【駐車場】なし ※周辺の有料駐車場(岡崎公園駐車場:約500台など)
平安神宮の見どころや詳細は以下記事にて。
石清水八幡宮
ご利益厄除開運・必勝・安産
日本三大八幡宮の一つ、京都の八幡市にある国宝「石清水八幡宮」。ご利益は言わずと知れた「厄除開運」ですが、必勝や安産のご利益もあります。
石清水八幡宮の本殿前には、参拝者の邪気を払う霊験あらたかなジャンボサイズの御神矢が、この時期に限り登場します。「ジャンボ御神矢」は、冬至から節分までしか見ることができない正月の風物詩です。
【京都情報】
八幡市『石清水八幡宮』
約8メートルの「ジャンボ御神矢」🏹
このジャンボ御神矢は2/3(日)の節分まで飾られています。
2019.1.9 撮影 pic.twitter.com/wMKYOzkARF
— MKタクシー (@MKofficial_PR) January 11, 2019
本殿は男山の山上にある
石清水八幡宮の本殿は男山の山上にあり、ふもとから本殿までの移動は主にケーブルカーか徒歩です。いずれにしても本殿までは、自然の中を歩くことになり、清々しい気持ちになります。一年のはじめに、自然の「浄化・お清め」のパワーを感じることができるおススメの初詣スポットです。
石清水八幡宮への行き方は以下記事にて(初詣期間は通常時と異なるので注意!)
年末年始~1月の週末は交通規制に注意
石清水八幡宮のある男山のふもとには駐車場があり、平常時であれば車で行って駐車することができます。ですが年末年始~1月の週末は参拝者の数が多いため、交通規制が実施され車の進入が禁止されるので注意が必要です。
厄除大祭は1月15日~19日
石清水八幡宮では、例年1月15日~19日に厄除大祭の焼納神事が行われ、毎年多くの人が訪れます。厄除開運祈願の祈祷者には、5日間限定の「厄除大祭札」が授与され、最終日の19日には古いおふだ・お守りがお焚き上げされます。お炊き上げの火で清められた特製の「厄除餅」が1,500個限定で、振る舞われます。
【拝観料】無料
【アクセス】京阪電車「石清水八幡宮駅」~参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」徒歩5分
【駐車場】初詣期間中駐車場は利用できません。
石清水八幡宮の見どころや詳細は以下記事にて。
御金神社
ご利益金運上昇
京都市中京区にある金色の鳥居がシンボルマークの「御金神社」。金属類の神である「金山毘古神(かなやまひこのかみ)」を祀り、金運のご利益があります。お正月には一年の金運を祈願しに、毎年必ず訪れるという常連さんもいるほど。初詣期間には、小さな境内には入りきれない人たちが列をなすことでも有名です。
参拝は24時間可能ですが、お守りやおみくじなどの授与所は通常10:00~16:00なので注意が必要です。
【参拝料】無料
【アクセス】市バス「堀川御池」徒歩5分、地下鉄「二条城」徒歩5分、地下鉄「烏丸御池」徒歩8分
【駐車場】なし
御金神社の見どころや詳細は以下記事にて。
京都の初詣で2022年の干支にちなんだ社寺
毎年初詣で人気になるのは、干支にちなんだ神社仏閣。2022年の干支は『寅(虎)年』です。京都の寅にまつわる社寺の中から、初詣におすすめの「鞍馬寺」「松尾大社」「虚空蔵法輪寺」「毘沙門天門跡」の4つを紹介します。
鞍馬寺
ご利益厄除け・魔よけ
鞍馬寺は今から1200年ほど前に建てられたお寺で、パワースポットや牛若丸(源義経)の修行の場所として有名です。
2022年は寅年は鞍馬寺にとっても特別な一年。鞍馬寺は千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊の三身を一体とした尊天を祀っていますが、三身の一体である毘沙門天王は寅月(一月)、寅の日、寅の刻に鞍馬山に現れたと伝わっています。
そして、毘沙門天の遣いと言えば『虎』!鞍馬寺は2022年の初詣にピッタリの場所と言っても過言ではありません。
仁王門(山門)と本殿金堂を、毘沙門天王の遣いの虎が守っていますのでお見逃しなく。特に本殿金堂を守る筋骨隆々の「阿吽の虎」は他とは違った印象的な虎です。
除夜の鐘をつく
鞍馬寺では、大晦日の午後11時30分から除夜の鐘をつく列ができることでも有名です。大晦日に鐘をついて厄を祓い、新年が良い一年になることを祈ってはいかがでしょうか。鐘の音が体中に響きわたり、煩悩や厄を払い清々しい気持ちになりますよ。
鐘楼は本殿金堂から少し山を上がったところにあります。鞍馬はとっても寒いので防寒対策は必須です。
寅年限定の牛王宝印授与
厄除け魔除けのお札「牛王宝印(ごおうほういん)」は、1月1日の午前0時より本殿にて1,000体限定で授与されます。寅年限定なので今回を逃すと次は12年後ということになります。
大福の御札、魔除けのあうんの寅などの授与もあり、2022年の新年は大注目のご利益スポットです。
本殿開扉とケーブルカー運行時間
年末年始の本殿開帳時間とケーブルカーの運行時間は以下の通り。
- ■12月31日
- 本殿開扉/09:00~16:15、ケーブル/08:40(上り)~16:25(下り)
- ■1月1日
- 本殿開扉/00:00~17:00、ケーブル/06:15(上り)~17:10(下り)
- ■1月2・3日
- 本殿開扉/08:30~17:00、ケーブル/08:25(上り)~17:10(下り)
- ■1月4日
- 本殿開扉/09:00~16:30、ケーブル/08:40(上り)~16:40(下り)
- ■1月5日以降は平常通り
- 本殿開扉/09:00~16:15、ケーブル/08:40(上り)~16:25(下り)
【参拝料】愛山費300円
【アクセス】叡山電車「鞍馬」徒歩30分、京都バス「鞍馬」徒歩25分
【駐車場】なし※麓周辺に民間有料駐車場あり
鞍馬寺の見どころや詳細は以下記事にて。
松尾大社
ご利益酒業繁栄
松尾大社は、四神という聖獣が守護する皇城鎮護の社として知られ、「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と称されてきました。松尾大社を守護する四神が「白虎」です。寅年の2022年に『白虎(びゃっこ)』が守護する松尾大社を参拝してみてはいかがでしょうか。
松尾大社には、白虎みくじや白虎の御朱印など白虎関連の授与品が多くあります。人気で品切れ中だった白虎のおみくじはお正月には授与が開始されるようです。
松尾大社は境内に見どころもたくさんあるので、初詣が終わったら境内をぶらりとまわるのもおススメです。
【参拝料】無料
【アクセス】阪急電車「松尾大社」下車すぐ、市バス「松尾大社前」下車すぐ
【駐車場】あり(約100台)/無料(1時間)17:00閉門
虚空蔵法輪寺
ご利益知恵授け・芸能上達、電気・電波・IT関係事業の発展
十三まいりで有名で、電電宮という電気・電波の祖を祀るお社がある法輪寺。境内には十二支の内の「丑」「寅」「未」の3つの干支がそろう珍しいお寺です。
法輪寺のご本尊・虚空蔵菩薩は、丑年と寅年の守り本尊なので、狛牛と狛虎が本堂を守護しています。またその手前ではご本尊の使いと言われている羊像が参拝者を迎えてくれます。
法輪寺みは電電宮があることから、「電電みくじ」という恋占いのおみくじやマイクロSD御守など少し変わった授与品があります。境内には嵐山の景色を見一望できる舞台(展望台)があるので、初詣の後に是非立ち寄ってみてください。
【参拝料】無料
【アクセス】阪急電車「嵐山駅」徒歩5分、京都バス「阪急嵐山駅前」徒歩5分
【駐車場】あり 20台/普通車 1,000円/1日
虚空蔵法輪寺の見どころや詳細は以下記事にて。
毘沙門堂門跡
ご利益商売繁盛
紅葉の名所である毘沙門堂門跡は、京都市山科区にある毘沙門天を祀る門跡寺院です。
京都の中心部から離れていることもあり、比較的人が少なく参拝しやすいお寺です。
1月1日には初寅・修正会法要があり、魔除けの福笹の授与や福引きなどがあります。境内には弁天さまを祀っているお堂も。
【参拝料】無料
【アクセス】JR・地下鉄「山科駅」徒歩約20分
【駐車場】あり 約10台
毘沙門堂門跡の見どころや詳細は以下記事にて。
京都の初詣で穴場の神社
人が多いのは苦手・・・。という方には比較的、初詣の参拝者が少ない神社をご紹介します。混雑しにくい理由として、知名度が低かったりアクセスが悪いといった理由があります。
その中でも、スタッフが自信をもっておすすめする「日向大神宮」「豊国神社」「西院春日神社」の3社をご紹介します。
日向大神宮
ご利益厄除け・開運、縁結び
京都最古の神社の一つ「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)」には、外宮と内宮があり、内宮には伊勢神宮と同じ天照大御神をお祀りしています。また境内には、厄が落とされ運が開ける「天の岩戸」がある知る人ぞ知る強力なパワースポット。
伊勢神宮遙拝所
日向大神宮の手水舎から約15分ほど山を登ると「伊勢神宮遥拝所」があります。遙拝所で手を合わせることで、遠く伊勢神宮に向かってお祈りすることになります。
「若水祭」と「節分祭」
元旦には「若水祭」が行われ、3が日は特別に霊泉「朝日泉」から汲んだ若水をいただくことができます。若水は飲むと疫病がたちまち治ったと伝わる霊水です。
2月3日の「節分祭」では天の岩戸をくぐり抜け罪穢れを払い清めて福を招く「ぬけ参り」が行われます。
【参拝料】無料
【アクセス】地下鉄東西線「蹴上」1番出口より徒歩15分
【駐車場】なし
日向大神宮の見どころや詳細は以下記事にて。
豊国神社
ご利益出世開運・良縁成就
豊国神社は豊臣秀吉を祀る全国の豊国神社の総本社で、出世開運・良縁成就のご利益がある神社です。
三が日限定で唐門が開門
豊国神社では通常は通れない国宝の唐門が、お正月の三が日限定(平年)で開門されます。唐門をくぐり本殿前まで参拝することができ、本殿隣の貞照神社(さだてるじんじゃ)に参拝できる特別な日となっています。
貞照神社は秀吉の妻ねねを祀る神社で、良縁成就のご利益があり、女性が参拝するとパートナーの男性が出世すると言われています。
【初詣のご案内】
例年、正月の三が日のみ登竜門である国宝唐門をくぐり、御垣内の本社前・貞照神社前にて皆様にご参拝頂いておりますが、令和2年正月は改元を祝し、5日(日)までこの期間を延長致します。
この機会に是非、ご家族ご友人皆様でお詣り下さいますようご案内申し上げます。m(__)m pic.twitter.com/ZM3LEcz7XF— 豊国神社 (@toyokunishrine) December 29, 2019
【参拝料】無料
【ご利益】出世開運・良縁成就
【アクセス】市バス「博物館三十三間堂前」徒歩5分、京阪本線「七条」徒歩10分
【駐車場】あり 無料/普通車15台
豊国神社の見どころや詳細は以下記事にて。
西院春日神社
ご利益病気平癒・災難厄除け
京都西院にある西院春日神社は、病気平癒・災難厄除けのご利益がある神社で皇室とのかかわりの深い神社です。毎月1日・11日・15日には、側によるだけでも病気や災難を吸い取ってくれると伝わる霊石「疱瘡石」が特別公開されます。
【参拝料】無料
【アクセス】阪急電車・京福電車「西院」徒歩3分、市バス「西大路四条」徒歩3分
【駐車場】あり 無料/普通車10台
西院春日神社の見どころや詳細は以下記事にて。
京都の初詣の神社まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介した社寺以外にも、京都には素晴らしい社寺がたくさんあります。
新しい一年が素晴らしいものとなるよう、初詣に出かけてみてはいかがでしょうか。
御朱印帳専門店「京都ごりやく堂」
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