北野天満宮では古くからお正月の縁起物として「大福梅(おおふくうめ)」が12月に授与されます。北野天満宮の梅は天神さまのご利益があるとされ、その境内の梅で作られた梅干しは、お正月の縁起物としてとても人気があります。大福梅はいつから授与がはじまりいつまでなら手に入るのか?大福梅の期限や飲み方は?
目次
北野天満宮の大福梅とは
北野天満宮の境内には菅原道真がこよなく愛した梅が50種1,500本植えられています。梅は新春に咲き一年の始まりを意味するため、昔から縁起の良いものとされています。
大福梅はその境内の梅の実が毎年5~6月頃に収穫され、塩漬けした後天日干しされ梅干しになります。天日干しが始まるのは、例年梅雨明けの7月頃で「大福梅」の土用干しと呼ばれます。北野天満宮の神職や巫女(みこ)、職員などが総出で作業し作られる大福梅は、例年3万袋が用意されます。
平安時代に疫病が流行したのが大福梅の起源
大福梅の期限は、平安時代の中期、天暦5年(951年) に疫病が流行した際、当時の帝であった村上天皇が梅入りのお茶を飲み病気が治ったことから、このお茶を王服(おおふく)と称し毎年元旦に飲む風習がはじまります。
この風習が庶民にも広がり、お正月に梅を入れたお茶を飲み、一年の無病息災と長寿幸福を願うようになりました。大福梅の「大福」の字は「王服」より転訛したもので、縁起の良い吉字をあてたものとされています。
「天皇御脳にかかり給いしが、この茶を服し給えば御脳(おのう)たち所に平癒す。これより王服と称して毎年元旦にこの茶を服し給い、萬民これを倣い年中の疫病邪気を除き長寿幸福を得るなり。」と記されています。
大福梅は12月13日より授与がはじまる。いつまで?値段は?
大福梅はお正月の準備をはじめる12月13日の事始めより授与がはじまり、なくなり次第終了です。一年で最後の天神さんの日である12月25日の終い天神には、多くの参拝客が訪れるためこの頃にはなくなることも。
縁起物であるシダの葉「ウラジロ」とともにパックされた梅の実が奉書紙で包まれています。値段は梅干しが約6粒入って一袋700円です。
初穂料:700円
授与期間:12月13日08:30より開始~無くなるまで
大福梅と一緒に縁起物がセットになった「ことはじめセット」も
色々な縁起物がセットになった「ことはじめセット」は、大福梅に加え祝箸や守護縄などが入って一袋3,000円です。
新年を迎えるための縁起物がセットになりお得感は満載です。新年に天神さんのご利益を授かりたいならおすすめ。「ことはじめセット」も数量限定なのでお早めに。
【セット内容】大福梅一袋(梅干し約6粒入り)、祝箸(5膳)、屠蘇一袋(2パック入り)、守護縄一つ、清め塩一つ
初穂料:3,000円
授与期間:12月13日08:30より開始~無くなるまで
元旦の朝は大福梅で!飲み方は?
大福梅は、元日の朝にさ湯かお茶に入れて飲むと、疫病邪気を払い長寿と幸福がもたらされると伝えられます。
私はお湯に入れてみましたが、時間がたつと梅干しの酸っぱい香りが漂い、飲むと体の穢れが払われるよう。大福梅で天神さんのご利益が得られたような気分で、今年一年元気に過ごせそうです!
北野天満宮のご利益情報は以下より
北野天満宮の大福梅の口コミ
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