下御霊神社は京都御所の南東に位置し、皇室とのつながりが深い神社で、御霊八所の神を祀り疫病災厄から人々を守護する神社です。
境内に湧き出る「御霊水」は、枯渇していた井戸を掘り直し修復させた名水。平安時代から現代まで、病気平癒や厄除けのご利益をもたらしてくれるスポットです。
目次
下御霊神社のご利益
- 病気平癒・厄除け
- 下御霊神社は、平安時代に都に流行した災害や疫病の原因と考えられていた怨霊を鎮めるために創建された神社で、病気平癒のご利益があるとされています。
下御霊神社のお守り
御霊水守り
境内の地下から湧き出る御霊水でお祓いしてあるお守りで、お守りを持つ人に合う水とのご縁結ばれるように祈祷してくださっています。中央には神紋である「沢潟(おもだか)」に水が描かれています。
下御霊神社の御朱印
神紋である沢潟(おもだか)に水の朱印。下御霊神社にお参りし御朱印をいただくと神紋である沢潟(おもだか)に水をデザインした白と薄紫の丸い紋菓(もんか)をいただけます。
【場所】授与所
【受付時間】09:00~17:00
下御霊神社の見どころ
御霊水が湧き出る手水舎
美味しい水だと口コミで広がり、近所の方や遠方から御霊水を汲みに来られるようです。江戸時代の明和七年(1770年)の秋は京の市中が旱魃(かんばつ)に見舞われた時、当時の神主が夢のお告げにより境内の一か所を掘らせたところ、清らかな水が沸き出でて以降、絶えることなく、万人に汲ませることができ、「感応(かんのう)水」と名付けられたとのことです。
今は当時の井戸はありませんが、現在の手水舎の水も同じ水脈だそうです。京都御所(御苑)の地下水で定期的に検査は実施されているようですが、夏場は念の為に煮沸してから飲みましょう。
皇室よりいただいた本殿と拝殿
下御霊神社の本殿は寛政3年(1791)に仮皇居の内侍所(賢所)を皇室よりいただいたもので、現存する賢所としては最古級。この内侍所(賢所)には、三種の神器のひとつである八咫鏡を安置していた場所です。
現社殿は天明8年(1788)の大火で旧社殿が焼失したのち、仮皇居の内侍所仮殿を寛政3年(1791)に移建したもので、大変貴重で昭和58年に京都市指定有形文化財に指定されています。
下御霊神社のイベント・行事
茅の輪くぐり
下御霊神社では、夏越の祓の時期に無病息災を祈願し、拝殿前で茅の輪くぐりができます。
6月30日には納められた人形(ひとがた)を大祓を奏上し焼納致します。
6月下旬:~20:00、6月30日:~17:00
下御霊神社の由緒
平安時代は、災害や疫病が流行った時代でした。医術や科学が未発達の時代において次々に起こる災いになす術がなく、当時の人々はその原因を政治抗争の中で冤罪を被り非業の死を遂げられた貴人の怨霊がもたらすものと考え、御霊(ごりょう)としてお祀りすることにより、災いを鎮めようと御霊会(ごりょうえ)を行うようになりました。初めは京の郊外でそれぞれの御霊が祀られていましたが、後にまとめて八所御霊としてお祀りする事で御神徳が高まると考えられ当社が鎮座されたものと思われます。
下御霊神社のご祭神
- ご祭神
- 吉備大臣(きびのしょうりょう)
- 崇道天皇(すどうてんのう)
- 伊豫親王(いよしんのう)
- 藤原大夫人(ふじわらのだいふじん)
- 藤原大夫(とうだいぶ)
- 橘大夫(きつだいぶ)
- 文大夫(ぶんだいぶ)
- 火雷天神(からいのてんじん)
下御霊神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)
- 住所
- 〒604-0995 京都市中京区寺町通丸太町下る
- 駐車場
- なし
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~17:00 開門6:00 閉門20:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- http://shimogoryo.main.jp/
下御霊神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車 徒歩7分
- 市バス「河原町丸太町」下車 徒歩1分
下御霊神社の地図
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