京都三熊野のひとつである熊野若王子神社は、哲学の道の南端にあり、秋には紅葉、春には桜を楽しむことができます。ご神木の梛(なぎ)の木は、苦難を払いのける厄除けのご利益があり、境内には商売繁盛のご利益があるえびす様も祀られています。
熊野若王子神社のピタリと当たる「おみくじマッチ」は、八咫烏のおみくじとともに大人気。本殿の神額の烏文字探しも楽しみの一つです。
目次
熊野若王子神社のご利益
- 厄払い・学業成就
- 400年の歴史があるご神木の梛(なぎ)の木は、古くから身を清める禊の木として信仰されでいます。苦難をなぎ倒すといわれ、厄払いのご利益があるとされており、大小関わらず苦難に直面している人々が多く訪れ祈願されています。勉強の苦難をなぎ払うことから学業成就のご利益も。
- 商売繁盛
- 境内末社の夷川社には、商売繁盛の神様として知られるえびす様の等身大の座像が祀られています。
熊野若王子神社のお守り
梛お守
梛(なぎ)お守りは、熊野若王子神社のご神木である梛の木の葉で作られていて、諸々の罪穢れを払い清めるお守り。お守りには、梛の葉をくわえた八咫烏(やたがらす)があしらわれています。
熊野若王子神社のおみくじ
おみくじマッチ
ピタリと当たるおみくじマッチ。おみくじを振って出てきたマッチの先端の色によって今日の運勢が占えます。
八咫烏おみくじ
神様のつかいで神武天皇の道案内をしたとされる八咫烏のおみくじ。日本語・英語・中国語・韓国語に対応。
熊野若王子神社の御朱印
中央には、京都の東(洛東)の那智大社を表す「京洛東那智」と書かれており、左上には神のつかいである八咫烏(やたがらす)の朱印が押されています。
【場所】授与所
【受付時間】08:30〜17:00
熊野若王子神社の見どころ
熊野若王子神社は、京都熊野神社、新熊野神社と併せて「京都三熊野社」と呼ばれています。
京都熊野神社の見どころや詳細は以下記事にて。
新熊野神社の見どころや詳細は以下記事にて。
京の名木「禊ぎの梛(なぎ)」
神社の入り口にあるのが、熊野若王子神社のご神木の梛(なぎ)の木。京都府内で最も古く、なんとこの木の樹齢は推定400年!!
この梛の木は、古くから熊野詣や伊勢参りの際に、身を清める禊の木として用いられてきた珍しい木です。
本殿の神額の烏文字
こちらが熊野若王子神社のご本殿。境内は秋には紅葉、春には桜が咲き隠れた名所。4月の第一日曜日には「桜花祭典」が行われ多くの人で賑わいます。
本殿の神額の熊野若王子神社の文字にはカラスが隠れています。何羽のカラスがいるでしょうか!?私は19羽見えました。
この神額には「物事は様々な角度や視点から見なければならない」という教えが込められています。なのでカラスの数に正解はありません。
恵比寿殿の恵比寿神の像
本殿の左側には末社夷川社があります。
中を覗くと、商売繁盛の神様、鯛と笹を持った恵比寿様の座像を見ることができます。こちらの恵比寿様は等身大の木像です。
熊野若王子神社の由緒
1160年(永暦元年)、後白河法皇が熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として勧請され、江戸時代に祈願所とされた聖護院門跡院家「正東山若王子」の鎮守であったが、明治時代の神仏分離により当社のみが今日に残りました。
熊野若王子神社は、熊野神社、新熊野神社とともに京都三熊野のひとつで、神社名は、ご祭神である天照皇大神の別名若一王子に由来する。
熊野若王子神社のご祭神
- ご祭神
- 国常立神(くにとこたちのかみ)
- 伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
- 伊邪那美神(いざなみのかみ)
- 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
熊野若王子神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)
- 住所
- 〒606-8444 京都市左京区若王子町2番地
- 駐車場
- なし
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/08:30~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- https://nyakuouji-jinja.amebaownd.com/
熊野若王子神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」 徒歩16分
- 京都市バス「宮ノ前町」徒歩8分
熊野若王子神社の地図
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