京都の縁結びの神社としてはずせないのが、ここ「下鴨神社」。美人祈願で美人になり、縁結びのお社で良縁を願う、京都一霊験あらたかな女性がうれしいご利益スポット。上賀茂神社と並び京都で最も古い歴史を持ち、世界文化遺産にも登録されています。
下賀茂神社の鳥居をくぐればそこは神の神域。糺の森(ただすのもり)一帯は森の神々のパワーが満ち溢れるパワースポットで、厳格な雰囲気漂う神秘空間です。
目次
下鴨神社のご利益
- 縁結び・安産
- 下鴨神社のご祭神である玉依媛命(たまよりひめのみこと)が、鴨川の上流から流れてきた赤色の矢を拾い、床に差していたら美しい男神になった。二人は結婚し子供ができたという神話から、古くより縁結び、安産の御神徳が知られています。
- 縁結び・家庭円満・育児
- 下鴨神社の境内にある相生社(あいおいのやしろ)には、2本の木が途中から1本に結ばれている「連理の賢木(れんりのさかき)」があり、縁結びのご利益があると信仰されています。木の根元には、子供の木が芽生えており、家庭円満や育児などのご利益でも知られています。
- 美人祈願
- 下賀茂神社の第一摂社である河合神社は美人祈願で有名。ご祭神である玉依姫命は、玉の様に美しかった事から美麗の神として信仰されており、美人祈願、美容のご利益があるといわれています。
下鴨神社のお守り
下鴨神社のお守りは、御手洗池そばの授与所、相生社そばの授与所などで購入できます。
媛守(ひめまもり)
同じ模様の物はないという、ちりめん生地で女性らしくて可愛い女性守護の「媛守」。ちなみに男性守護の「彦守」もあります。
良縁・縁結び守
下賀茂神社と言えば縁結び、淡い色が可愛らしいお守りです。
彩り守り
お願い事が叶うように御祈祷されたお守りで色鮮やかな生地に二葉葵の刺しゅうが施された、みたらし授与所限定のお守りです。着物形の紙袋もかわいく人気です。
ラグビー守
ラグビー日本代表公式ロゴ入りのお守り、ラグビー部の男子にあげると喜ばれること間違いなし!
レース守り
女性に大人気の持っているだけで気分が上がるお洒落すぎるレースのお守り。繊細なレースが美しく女性の心をくすぐりますね。
下鴨神社のおみくじ
水みくじ
お好きなおみくじを1枚選び、カウンター(レジ)で初穂料を納めます。
【注意】おみくじの”おもし”としておいてあるガマ口のお財布に初穂料を入れてしまう人がいるようです。
おみくじには、販売されている「Pousse de Aoi」というパフュームの香りがふわっと香ります。
御手洗川(みたらしがわ)におみくじを浮かべます。
まだぼんやりですが、「小吉」の文字だけはくっきりとはっきりと浮かび上がっています。
おみくじは持ち帰るか、おみくじ結び所に結びましょう!持って帰ってもいいですが、紙が乾くと文字が消えてしまいます。
御手洗川に水がない場合は、おはらい・お清めのお社である井上社の手水舎に浮かべましょう。
水みくじが売られているみたらし授与所は、楼門をくぐり右手の御手洗池(みたらしいけ)のそばにあります。
下鴨神社の御朱印
下鴨神社の御朱印は、楼門をくぐり中門手前右手にある「御祈祷・御朱印受付所」でいただきます。
下鴨神社の御朱印には正式名称である「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と書かれています。右上は下鴨神社のご神紋である双葉葵の押印が押してあります。
【場所】御祈祷・御朱印受付所
【受付時間】09:00~16:00
注意書きとして書かれている内容は以下のとおり。
- 御朱印帳の受け取り忘れや取り違いがあるといけないので、参拝中に御朱印帳を預けることはできません
- 御朱印代はお釣りが出ないようにしましょう
- 御朱印帳を忘れた人には書置きタイプもあります
下鴨神社の見どころ
下鴨神社には多くの見どころがあります。下鴨神社がある糺の森は、史跡に指定されており広さは三万六千坪で東京ドームの約3倍の広さがあります。
下賀茂神社の境内マップ
干支のお社
下賀茂神社の中門をくぐると、本殿前の中庭に「言社(ことしゃ)」と呼ばれる七つのお社があります。
ここには干支の守り神である七神が祀られています。
各お社ごとにご利益があり、それを干支で表しています。
自分の干支のお社にお参りをして、自分の干支の絵馬にお願い事を書き、絵馬掛けに納めましょう。
国宝の本殿
下鴨神社の本殿は三問流造りの原型とされており、西に賀茂建角身命、東に玉依媛命が祀られています。
なお両本殿とも国宝に指定されています。
連理の賢木がある縁結びの相生社
楼門の手前にあるのが、縁結びのご利益で有名な下鴨神社の末社である相生社(あいおいしゃ)。この社のご祭神は神皇産霊神(かみむすびのかみ)で、縁結びの神、結納の守護神として知られています。
このお社の左側にあるのが、「京の七不思議」の一つにもあげられている”連理の賢木”です。
二本の木が途中より一本に結ばれ、その根元には子供の木が芽生えていることから、縁結びや安産のご利益があるとされています。
相生社のお詣りの仕方
相生社には、社の周りをまわって絵馬を奉納し縁結びを祈願する特殊な作法があります。
(1)相生社の隣の授与所で絵馬(初穂料500円)を購入しお願い事を書く
(2)絵馬についている紅白のひもを願いを込めながらはずれないように結ぶ
(3)相生社の正面に立ち、絵馬を持ち心の中で願いを思いながら、お社の周囲を2周まわる(男性は時計回り、女性は半時計回り)
(4)3週目の途中絵馬掛けに願事を書いた絵馬を奉納する
(5)相生社の正面に戻ったら2礼2拍手1礼の作法でお参りする
(6)最後に「連理の賢木(れんりのさかき)」の正面から、御生曳(みあれびき)の紅白の綱を引いて(カップルは両サイドから同時に引く)鈴を鳴らしてお参りして終わりです。
相生社の授与所には、縁結びのお守りやおみくじがたくさんあります。
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さざれ石
相生社の授与所のそばにあるのが「さざれ石」。
君が代にもうたわれた「さざれ石」は小さな石という意味で、年とともに成長し岩になると信じられている神霊の宿る石です。
下鴨神社の休憩処「さるや」
南口の鳥居そばにあるのが休憩処「さるや」。
氷室の氷(かき氷)がとても美味しいと人気です。夏に下賀茂神社に行く人は是非食べてみてください。
そのほかにも「申餅セット」や「おしるこ」「氷の花」など、参拝の合間にほっと一休みできる場所です。
森の神様を感じるパワースポット糺の森
下鴨神社がある「糺の森(ただすのもり)」は史跡に指定されており、広さは12万4,000平方メートルもあり東京ドームの約3倍の面積です。
糺の森には多くの樹木が群生し、小川が流れ、森林浴気分を味わえます。天気の良い日に木漏れ日を浴びると、森の神様を感じることができるパワースポットです。
雑太社(さわたしゃ)「第一蹴の地」
雑太社(さわたしゃ)のご祭神は神魂命(かんたまのみこと)、魂は玉に通じるとして「球技上達」の御神徳があるといわれています。
関西で初めてラグビーボールが蹴られた場所で、昭和44年(1969)京都大学のラグビー部OBにより「第一蹴の地」の石碑が建てたそうです。石碑の左上にはラグビーボールが彫られています。
お賽銭箱の上の鈴の部分は金のラグビーボールです。
鏡絵馬にメイクする河合神社
下鴨神社の南側の参道を入るとすぐ左手にあるのが、美人祈願で有名な河合神社。手鏡型の「鏡絵馬」にメイクしながら美麗祈願をします。
河合神社は下鴨神社の第一摂社で、ご祭神は神武天皇の母である玉依媛命(たまよりひめのみこと)。玉のように美しく”日本第一美麗神”として信仰を集めています。
河合神社の見どころや詳細は以下記事にて。
下鴨神社のイベント・行事
蹴鞠はじめ
毎年1月4日の日、古くから御所に伝わる京の伝統行事「蹴鞠」が奉納されます。平安時代の官人の衣装である水干、袴、烏帽子姿の鞠人が、大勢が見守る中、「あり」「やあ」「おう」とかけ声をかけながら、皮製の沓(くつ)で鞠を蹴り上げ巧みな足さばきを競い合うが勝敗はない平安貴族の平和な遊びです。
日程:1月4日
時間:13:30~14:00頃
料金:無料 ※特別拝観席は2,000円
ひなまつりの流し雛
さんだわらに乗せた紙のひな人形を、みたらし川に流しこどもの無病息災を祈る神事です。
日程:3月3日
葵祭
葵祭は約1,500年前にはじまって下鴨神社と上賀茂神社の例祭。祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭りのひとつで、毎年5月15日には、京都御所から出発し下鴨神社、上賀茂神社までの道を、平安装束をまとった総勢500名の行列が練り歩く「路頭の儀」が行われます。
「路頭の儀」は5月15日ですが、5月3日の流鏑馬(やぶさめ)神事をはじめ、5月初旬よりさまざまな儀式がとり行われます。
日程:5月15日
御手洗祭(みたらしまつり)
例年7月の土用の丑の日に行われる御手洗祭は、「足付け神事」とも呼ばれ下鴨神社境内の御手洗池に足をつけ無病息災を祈る神事です。
御手洗祭は、平安時代に貴族が季節の変わり目に手足を清らかな水に浸して、罪やけがれを祓っていた「禊祓い」が由来。
夏の暑い時期でも御手洗池の水はかなり冷たく、まさにけがれが祓われるよう。大人の膝くらいの水位があるので、服装には注意が必要です。またタオルも各自持参しましょう。
日程:土用の丑の日を中心とする前後5日間
時間:09:00~21:00
お供え料:300円
名月管弦祭
平安時代からの伝統を持つ「名月管弦祭」は昭和38年から一般公開されています。中秋の名月を見ながら、かがり火がたかれた舞台で雅楽や舞楽を楽しみます。
日程:中秋の名月(日付は年により異なり9月初旬~10月初旬)
時間:祭典は17:30より
下鴨神社の由緒
下賀茂神社の正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、古代の豪族である賀茂氏の信仰の中心でした。上賀茂神社と同じくらい古い歴史を持ち、創祀の年代の特定も難しく、紀元前からあったともいわれます。
賀茂建角身命と玉依媛命を祀る二社の本殿は国宝で、三十一棟の社殿は重要文化財です。
下鴨神社のご祭神
- ご祭神
- 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
- 玉依媛命(たまよりひめのみこと)
下鴨神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 下鴨神社(しもがもじんじゃ)
- 住所
- 〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
- 駐車場
- あり
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~16:00 【開閉門時間】06:30~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
下鴨神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市バス「下鴨神社前」下車、徒歩5分
- 京阪電車「出町柳駅」下車、徒歩10分
下鴨神社の地図
下鴨神社の口コミ
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