京都御所の北東にあり、閑静な住宅街に佇むる「幸神社」は、「さちじんじゃ」ならぬ「さいのかみのやしろ」と読みます。道案内がきっかけで結ばれた神様が祀られており、知る人ぞ知る穴場の縁結び神社。
境内奥には、触らなければ有り難いご利益があるパワーストーンや、平安時代から京の都を守っている鬼門除けの猿の像など、強力なパワーを感じる古社です。
目次
幸神社のご利益
- 縁結び
- 幸神社のご祭神の猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)は、天と地を結ばせたという伝説がある夫婦神で、日本最古の縁結びの神として知られる。
平安時代以降、幸神社は縁結びのお社といわれ、ここにカップルで訪れると結ばれるという言い伝えが!
幸神社のお守り
幸神社のおみくじ
お猿のおみくじ
本殿奥にある神像、猿の像にちなんでお猿さんのおみくじ。愛嬌たっぷりで可愛らしいお猿さんです。家の鬼門に置いて魔除けにも!
幸神社の御朱印
こちらが日本最古の縁結びのお社の御朱印です!
【場所】授与所
【受付時間】10:00~16:00
幸神社の見どころ
幸神社は日本最古の縁結びの神を祀っており、鎌倉時代の軍記物語「曽我物語」には、この神社で誓った男女の縁は永遠に結ばれると書かれています。
幸神社の本殿
本殿前にあるのは二本の木は御神木で、左が古来より縁結び・災難除けの木として知られる縁起の良い梛(なぎ)の木で、右が玉串とし神前に供えたり神事に用いられる榊(さかき)。
梛(なぎ)の葉は静脈が縦にはしっていて、ひっぱても切れないことから「縁が切れない」として縁結びのご利益でも有名です。
本殿内の神石
本殿内の右手前の角にも石。何かは不明ですが間違いなく祀られています。
京都御所の鬼門を守る「猿神像」
本殿の北東隅には、神像が祀られています。左甚五郎作とも伝わる、御幣をかついだ木彫りの「猿の像」。
鬼門(北東)から邪悪なものが都に入り込まないように、北東の空を監視している守り神のお猿様でございます。
お猿様は本殿正面から右に回ると「ここにおさるがいます」と書かれた目印の絵馬があるので、この上の方を覗くとお猿様が祀られています。
ちなみに御所の猿ヶ辻にも、同じように御幣をかついだ鬼門除けの猿の神像があります。
拝むと幸せが訪れる神石「石神さん」
境内の奥に進むと「猿田彦神石」という神石が祀られています。「おせきさん」や「石神さん」と呼ばれ、平安時代よりずーっとこの場所にあるらしいですよ!
拝むと幸せが訪れ、縁に恵まれるというありがた~い神石。でも触るとたたりがあると言われている怖~い神石なんです。気を付けて!
幸神社の末社
幸神社の末社は、疫神社、三天社、稲荷社、春日社、淡嶋社、三宝大荒神、天満宮、厳島神社、金毘羅大権現を祀っています。
幸神社の由緒
起源不明ですが神代に始まり、天武天皇の白鳳元年(661)に再興される。平安京遷都(794)の際、桓武天皇により鬼門除け守護神として、東北の方位に「出雲路道祖神」を造営したのがはじまり。江戸時代の初めに現在の地に移された際「幸神社」と改められた。
幸神社のご祭神
- 主祭神
- 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
- 相殿神
- 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ
- 天照大神(あまてらすすめおおかみ)
- 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)
- 可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢのみこと)
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)
- 事代主命(ことしろぬしのみこと)
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
幸神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 幸神社(さいのかみのやしろ)
- 住所
- 〒602-0814 京都市上京区幸神町303 寺町通今出川上ル西入ル
- 駐車場
- なし
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/10:00~16:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- なし
幸神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市バス「同志社前」下車、徒歩約5分
- 市バス「河原町今出川」下車、徒歩約10分
- 京阪電車「出町柳」下車、徒歩約15分
幸神社の地図
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