平安神宮の近くにある御辰稲荷神社(おたついなりじんじゃ)は、小さいながらも舞妓さんや芸妓さんが訪れる、知る人ぞ知る芸能上達のご利益のある神社。
境内にはハート型の「良縁叶秘石」、黒い小石の伝説がある「真黒秘石」という二つの秘石(パワーストーン)があり、白狐のお告げにより建てられたことからも、ミステリースポットとしてもおすすめです。
目次
御辰稲荷神社のご利益
- 芸能上達
- 御辰稲荷神社の「辰」という字が「達」に通じるということ、祀られている白狐が琴の上手な御辰狐であったこと、ご祭神の天宇受賣神(あめのうずめのかみ)が芸能上達、武芸全般の神であることから、芸能上達のご利益があるとされています。
- 縁結び
- 御辰稲荷神社のご祭神である、猿田彦神(さるたひこのかみ)と天宇受賣神は夫婦で、猿田彦神が天宇受賣神一行を、目的の地まで案内をしたことがきっかけで結ばれたことから、縁結びのご利益があるとされています。
- 交通安全
- ご祭神の猿田彦神が、天宇受賣神一行の道案内をしたことから”導きの神”、一行を無事目的地まで案内したことから”けがせぬ神”としての信仰が厚く、交通安全のご利益があるとされています。
御辰稲荷神社のお守り
えんむすび御守
ストラップの先にローズクォーツ!?のついた「えんむすび御守」。
ローズクォーツは美や愛や優しさを象徴する石で、恋愛運向上のパワーストーンでもあるので、恋愛系のご縁に期待大ですね。
御辰稲荷神社の御朱印
御辰稲荷神社の御朱印は4種類あり、末社の福石大明神、初辰大明神、亀石大明神の御朱印もあります。
【場所】授与所
【受付時間】09:00~17:00
御辰稲荷神社の見どころ
本殿と狛狐
御辰稲荷神社のご祭神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、五穀豊穣の神で別名「お稲荷さん」です。
宇迦之御魂神のお使いが狐(きつね)のため、御辰稲荷神社では石造りの狛狐がお社を守っていました。
あらゆる縁に結ばれる「良縁叶秘石」
御辰稲荷神社の本殿前には、「良縁叶秘石」という聖護院の森から採取されたハート型♡のパワーストーンが置かれています。
「良縁叶秘石」は恋愛・仕事・友人などありとあらゆる縁、良縁に恵まれるよう祈願された秘石。秘石に三度触れて願いを込めればOKです。
幸福を招き願いが叶う「真黒秘石」
御辰稲荷神社の二つ目のパワーストーンは「真黒秘石」と呼ばれる真っ黒い石。
御辰稲荷神社の境内には、願いが叶う「真黒石信仰」のある福石大明神という小さなお社があり、そこには伝説が・・・。
妻はお稲荷さんからの贈り物に違いないと、その真っ黒な石を持ち帰り神棚に祀りました。すると妻は身ごもり女児を出産、女の子は美しい女性へと成長し、なんと大名のお部屋様(大名の子、男子を生んだ人)となりました。夫婦そして大名のお部屋様となった娘は幸せな暮らしを送ったそうです。
この言い伝えにより、御辰稲荷神社の福石大明神様に願えば願いが叶うと広まり「真黒石信仰」となったようです。
真黒石信仰のお詣りの仕方
まずは社務所で真黒秘石(初穂料:500円)を購入しましょう!
福石大明神の神前で真黒石をそのまま置き、願い事をします。
真黒石は祈願後、持ち帰り願いが叶うまで神棚に祀るか、肌身離さず持ち、願いが叶ったら真黒石に感謝をささげ川に流しましょう。
御辰稲荷神社の由緒
宝永2年(1705)東山天皇の御側室の新崇賢門院の夢枕に白狐が現われ、「禁裏御所の辰の方角(南東)にある森に祠(ほこら)を建て、祀ってほしい」とお告げがあり、御所の辰巳の方角にある聖護院の森に祠を建てたのが御辰稲荷神社の始まりです。
御辰稲荷神社のご祭神
- ご祭神
- 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
- 猿田彦神(さるたひこのかみ)
- 天宇受賣神(あめのうずめのかみ)
御辰稲荷神社の基本情報
- 名称(よみがな)
- 御辰稲荷神社(おたついなりじんじゃ)
- 住所
- 〒606-8323 京都市左京区聖護院円頓美町29-1
- 駐車場
- なし
- 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/09:00~17:00
- 参拝・拝観料
- 無料
- 公式ホームページ
- なし
御辰稲荷神社のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市バス「熊野神社前」下車、徒歩約5分
御辰稲荷神社の地図
御辰稲荷神社の口コミ
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