年が明けたらすぐに初詣に行くためには、深夜の交通機関の運行が必要です。ですが2020年の師走は、新型コロナウィルスの第三波が拡大したため、交通事業者各社が大晦日から元日にかけて予定していた、「終夜運転」を中止すると発表しました。
目次
2020年大晦日~2021年元日の終夜運転は中止に
新型コロナウィルスの感染拡大を受け、東京都を中心とした関東の一部都府県による「終夜運転の中止要請」により、関東の交通事業者は終夜運転の中止が相次ぎました。
それを受け京都で運行している交通事業者も、大晦日から元日にかけての終夜運転の中止を相次いで発表しました。以下は京都市で運行している主要交通事業者の発表内容をまとめたものです。
京都の交通機関各社の終夜運転・終電延長
京都市交通局(京都市バス・市営地下鉄)
当初、京都市バス・市営地下鉄では、例年通り大晦日から元日の早朝にかけて終夜運行を予定していました。ですが、新型コロナウィルス感染拡大を受けて、終夜運転は実施せず終電の繰り下げのみ実施すると、2020年12月9日に発表しました。

- 大晦日の終夜運転
- 市バス:なし(※例年あり)
- 地下鉄:なし(※例年あり)
- 大晦日の終電延長
- 市バス:北野天満宮・八坂神社・平安神宮方面行きの3つの系統の最終便を午前0時まで繰り下げ
- 地下鉄:烏丸御池駅発の各方面への最終便を、午前0時25分まで繰り下げ
詳細は以下にて。
(お知らせ)大晦日における市バス・地下鉄の終発時刻の繰下げについて
年末年始における乗車券の取扱いについて
大晦日から元日にかけ、京都市バス・地下鉄が終夜運転を実施する際の、各種乗車券の取扱いは以下の様になります。
- 12月31日に有効のもの
- 12月31日の始発~終夜運行(1月1日の午前5時20分頃)まで有効
- 1月1日に有効のもの
- 1月1日の午前0時~終発(翌日午前0時頃)まで有効
JR西日本
JR西日本は2020年12月4日に、大晦日から元旦にかけての臨時列車の運転時刻を発表していましたが、2020年12月15日に新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑みて、臨時列車の運転を取り止めると発表しました。

- 大晦日の終夜運転
- なし(※例年あり)
- 大晦日の終電延長
- なし(※例年あり)
詳細は以下にて。
阪急電鉄
阪急電鉄は、2020年11月27日時点では例年運行している終夜運転を中止し、深夜2時までの延長運転を予定していました。しかし、2020年12月18日に新型コロナウイルスの感染拡大の状況に鑑み、延長運転も中止すると発表しました

- 大晦日の終夜運転
- なし(※例年あり)
- 大晦日の終電延長
- なし(※例年あり)
詳細は以下にて。
大晦日の臨時列車の運転中止について|鉄道情報 お知らせ|阪急電鉄
近鉄電車
近鉄電車は、2020年12月4日に大晦日から元旦にかけての終夜運転を実施せず、2020年12月30日~2021年1月3日までは、土・休日ダイヤで運転すると発表しました。

- 大晦日の終夜運転
- なし(※例年あり)
- 大晦日の終電延長
- なし(※例年あり)
詳細は以下にて。
京阪電車
京阪電車は、例年京阪線・石清水八幡宮参道ケーブルで実施していた大晦日の終夜運転を実施しないと発表しました。また、最終電車の時間延長運転も中止で、元日から3日にかけ正月ダイヤでの運行となり、京橋~七条間をノンストップの快速特急「洛楽」が運転予定。

- 大晦日の終夜運転
- なし(※例年あり)
- 大晦日の終電延長
- なし(※例年なし)
詳細は以下にて。
叡山電車(えいでん)
叡山電車(えいでん)では、例年、大晦日の終夜運転・終電延長は実施していません。
※叡山電車の市原駅-鞍馬駅間は運休のため、貴船口・鞍馬方面へは市原よりバスの利用が必要です。
詳細は叡山電鉄ホームページにて

- 大晦日の終夜運転
- なし(※例年なし)
- 大晦日の終電延長
- なし(※例年なし)
京福電気鉄道(嵐電)
京福電気鉄道(嵐電)では、例年、大晦日の終夜運転・終電延長は実施していません。

- 大晦日の終夜運転
- なし(※例年なし)
- 大晦日の終電延長
- なし(※例年なし)