平安遷都1100年を記念し、四神に守られた四神相応の地に、平安の祈りを込めて創建された「平安神宮」。雅な雰囲気が漂う境内や日本最大級の大鳥居、そして桜の名所としても知られる神苑などは一見の価値があります。
京都三大祭りのひとつ「時代祭」は、各時代の衣装を身に付けた総勢2,000人が京都御所から平安神宮までを行列します。平安神宮ならではの四神の「平安守」や「御朱印帳」、「左近の桜・右近の橘」をモチーフにした可愛らしいお守りが人気。
目次
平安神宮のご利益
- 開運招福・厄除け
- 四神に守られた四神相応の地にあることから、開運招福・厄除けのご利益があります。
- 縁結び
- 京都で神前式といえば平安神宮といわれるほど、明治以降多くの結婚式が行われ多くのご縁を結んできたことから、縁結びのご利益があります。
平安神宮の授与品
平安神宮のお守り
平安神宮のお守りは大極殿の両脇にある授与所でいただくことができます。(御朱印は応天門出口付近にある朱印所)
平安守
四色の京都オパールが施さた「平安守」は、開運招福・無病息災のご利益があります。
四色の宝石は、四神(玄武・白虎・青龍・朱雀)を表しています。
縁結守
恋愛や就職などご縁成就のお守り、薄型で持ち物に忍ばせやすいサイズ
開運厄除守
厄除け桃の可愛いストラップ型とおしゃれなストライプの守りの2種類
幸運守
幸運・金運のお守り、ゴールドの円すいのお守りに上品にパールが一粒
平安神宮のおみくじ
平安神宮のおみくじは、引いた番号を授与所で伝えるといただくことができます。おみくじは、境内にある「むすび木」へ結びます。
平安神宮の絵馬
平安神宮の祈願絵馬は、平安神宮の御神紋が入ったシンプルなデザインです。
願いを書いた絵馬は、大極殿の前庭の「左近の桜」「右近の橘」の裏手の絵馬掛け所、朱印所近くにある絵馬掛け所へ奉納。
平安神宮の御朱印
平安神宮の御朱印は一種類で、飾らないすっきりしたシンプルな御朱印です。
他にも時代祭期間には、期間限定の御朱印がいただけます。
御朱印は「参拝の証し」ということで、参拝の最後にいただけるよう応天門のお帰り道の出口そばにあります。
【場所】朱印所(応天門入ってすぐお帰り道の出口そば)
【受付時間】07:30~17:00
平安神宮の御朱印帳
表紙に四神が描かれた平安神宮の御朱印帳は、朱印所か大極殿の授与所で購入できます。
平安神宮の記念メダル
朱印所の横手には、参拝の記念にメダルに日付と名前を入れることができる「記念メダル販売機」も!
日付と名前は隣にあるコンピューターのようなもので入力できます。記念にぜひ。
平安神宮の見どころ
大鳥居と応天門
大鳥居
平安神宮へと続く「神宮道」にそびえ立つのが、登録有形文化財指定の大鳥居。この大鳥居は高さ24m、幅18mと大スケールで日本最大級の大きさ。で。なんど見ても圧倒される、京都のシンボルの一つです。
観光客は大鳥居の大きさに驚いて、鳥居の柱に抱き着いて写真を撮る姿をよく見かけます。「平安神宮に見合うサイズの鳥居を建てよう!」ということで、昭和3年(1928)にできました。
応天門
大鳥居を過ぎて神宮道を約300m進むと、正面に見えるのが平安神宮の神門「応天門」です。
平安京朝堂院の應天門(おうてんもん)を模して建てられた2層の楼門で、国の重要文化財に指定されています。
応天門に掲げられている扁額には、弘法大師空海にまつわるエピソードがあります。
「弘法にも筆の誤り」ということわざは、天皇の命を受け平安京の応天門の扁額を書いた空海が、「應」の一画目の点を書き忘れ地上から筆を投げ点を付け足した。という逸話に由来します。
平安京を再現した社殿
平安神宮は、平安京遷都(794年)の当時の平安京の正庁である「朝堂院」を、8分の5サイズに縮小再現され建設されました。平安神宮境内は
平安神宮の境内は両サイドに神楽殿や額殿があり、中央には何もく広々としています。晴れた日の平安神宮は、青空に朱色の社殿が映え平安京の雅な雰囲気が漂います。
大極殿(だいごくでん)
応天門をくぐると正面に見えるのが「大極殿(だいごくでん)」で外拝殿、ここで手を合わせます。お守りなどの授与所はこの大極殿の両脇にあります。
参拝時に奥に見えるのが内拝殿、その奥にご祭神である桓武天皇と孝明天皇が祀られている本殿があります。
龍尾壇(りゅうびだん)
大極殿の前庭には「龍尾壇(りゅうびだん)」という歩廊があり、龍尾壇を境にして一段高くなっています。
大極殿は、天皇がおられた場所であり、即位式などの重要な行事が行われる場所でもあったので一段高くなっています。
四神が施された旗がかっこいいですね。
白虎楼・蒼龍楼
大極殿に向かって左側に白虎楼(びゃっころう)、右側に蒼龍楼(そうりゅうろう)があります。
白虎楼は平安神宮の神苑への入口になっています。
廻廊の吊り燈籠に、四神の姿がかたどられているのも「四神相応の地」である平安神宮ならではです。
左近の桜・右近の橘
大極殿の前庭には、大極殿から見て右手に「右近の橘」、左手に「左近の桜」が植えられています。右近の橘をモチーフにした「長寿・健康の橘守り」、左近の桜をモチーフにした「幸福・美麗の桜守り」はその可愛らしさから特に女性に人気です。
左近の桜は、京都御所の「左近の桜」を枝分けしたもので、春には綺麗な花を咲かせます。
左近の桜の後を追うように、右近の橘は5月頃に可愛らしい花を咲かせ、秋には黄色い実をつけます。
蒼龍(青龍)と白虎の手水舎
蒼龍楼と白虎楼と対になる形で、蒼龍(青龍)と白虎の手水舎があります。
白虎楼の手前には白虎の手水舎。
蒼龍楼(そうりゅうろう)側には、蒼龍(青龍)の手水舎があります。
日本庭園の神苑
平安神宮を訪れる楽しみの一つは、国の名勝に指定されている神苑の四季折々の風景。7代目小川治兵衛らが手掛けた、明治時代を代表する日本庭園です。
神苑は約33,000平方メートルの広さを誇る池泉回遊式庭園で、4つ(南神苑・西神苑・中神苑・東神苑)の庭が社殿を取り囲む形でつくられています。
日本で最初の電車であるチンチン電車の展示や、豊臣秀吉が造営した三条・五条大橋の橋脚でできた「臥龍橋」、そして東神苑の池に架かる橋殿「泰平閣」などがあります。
神苑のベストシーズンは、桜が庭園を彩る「春」です。
料金:大人/600円、こども/300円 ※無料公開:年2回(6月・9月)
平安神宮のイベント・行事
時代祭
毎年10月22日に執り行われる京都三大祭りの一つである「時代祭」は、平安を祈る平安神宮の祭礼です。
平安神宮のご祭神である桓武天皇と孝明天皇のご神霊とともに、各時代を彩った人物をはじめ総勢2,000名にもなる行列が、京の町を巡行します。
各時代の衣装を身に付けた行列は、明治維新から平安時代と時の流れをさかのぼる形で、京都御所を出発し平安神宮までを巡行します。身に付けた衣装や用具類は、すべて時代考証が行われ復元されたもの。「動く歴史風俗絵巻」ともいわれる京都の大祭です。
時間:12:00頃から行列進行
平安神宮の由緒
平安神宮は明治28年3月15日、平安遷都1100年記念に戦乱で荒れ果てた京都の復興を願い、京都市民や京都を慕う人々によって創建されました。長きにわたり栄えた京都を後の世に伝えるため、そして平安の祈りが込められています。
平安神宮のご祭神
- ご祭神
- 桓武天皇
- 孝明天皇
平安神宮の基本情報
- 名称(よみがな)
- 平安神宮(へいあんじんぐう)
- 住所
- 〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97
- 駐車場
- なし
- 参拝・拝観時間
- 06:00~17:00 (朱印所は07:30~17:00)※季節により変動あり
- 参拝・拝観料
- 無料(神苑入園料:大人600円、こども300円)
- 公式ホームページ
- http://www.heianjingu.or.jp/
- その他
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平安神宮のアクセス
- 公共交通機関の場合
- 市バス「岡崎公園美術館・平安神宮前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」徒歩5分
- 地下鉄東西線「東山駅」1番出口より徒歩10分
平安神宮の地図
平安神宮の口コミ
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