神社やお寺で、御朱印集めに必要なのが御朱印帳。御朱印帳を持っている人を見て「私も初めてみようかな・・」と思いながら、「どんな種類があってどこで買えばいいの?」となかなか最初の一歩が踏み出せない方がいるのでは?
御朱印帳と一口に言っても、色々な種類があり、デザインもかわいいものから渋いものまで多種多様。今回『京都ご利益.com』では、初めて御朱印帳を購入しようとしている方に、種類や選び方などをご紹介します。いざはじめるとハマってしまう御朱印ワールドへようこそ。
御朱印帳の選び方
御朱印帳は神社やお寺の参拝の証である御朱印をいただく専用の帳面です。基本的に御朱印は墨書きしてもらうので、ノートなどではなく書き面が和紙製の御朱印帳が必要。
初めて御朱印帳を買う時に、大きさやページ数はどう選べば良いのか?どんな種類があるのか?それらの気になる疑問にお答えします。
御朱印帳の種類
御朱印帳の種類は特殊なものを除いて、片方を綴じた「本型(和綴じとも)」と「蛇腹折り型」が一般的。本型の御朱印帳は、蛇腹折りのように広がらず持ち運びしやすいメリットがありますが、見開きの真ん中の部分が平らになりにく、書きにくいといったデメリットも。
最近ではアートな御朱印を見開き(2ページ)で授与している社寺もあるため、広げれば平らになる蛇腹折りの御朱印帳がおすすめ。
蛇腹折りが主流
御朱印帳の形状は、蛇腹(じゃばら)折りが主流です。蛇腹折りとは、山折り谷折りが均等に折られた形で、広げた状態が蛇の胴体(腹)に見えることから「蛇腹折り」と呼ばれます。
蛇腹折りは、パンフレットなどによく採用される形で、サイズをコンパクトに保ちながら見たい面だけを開くことができます。また、全て広げて全面を見ることもできる便利な折り方。御朱印帳では、表紙と裏表紙に厚紙を貼り合わせてあり、畳むと一冊の本の状態になります。
現在販売されている御朱印の多くが蛇腹折りタイプです。
その他の種類
最近では、特別な御朱印を授与している社寺が増えています。その多くが専用のカラフルな和紙などに、事前に押印などがされた書置きの御朱印。
通常はのりなどで御朱印帳に貼りますが、書置きの御朱印を入れるための「書置き御朱印専用の御朱印帳」が販売されています。
簡単に収納することができ、値段が高く特別な御朱印帳を傷つけたり、切り貼りで失敗することがなくとても便利です。特別な御朱印が集まってきたら、後でテーマごとに並べ替えれるのもメリット。
その他、見開き御朱印専用の御朱印帳などもあり、御朱印の進化に合わせて御朱印帳も進化しています。
御朱印帳の紙質
御朱印は墨書きと押印をいただくので、中紙(書き面)は、墨や朱肉などが裏面に写らないよう和紙製になっています。蛇腹折りの御朱印帳の場合は裏面も使うので、裏写りしにくいように袋綴じの2枚重ねのものが多い。
御朱印帳の紙質は奉書紙という白い厚手の和紙が一般的で、その他「鳥の子和紙」と呼ばれる上質な和紙を使った御朱印帳もあります。
最近では、中紙の和紙に裏写りを防ぐ特殊加工をした御朱印帳も登場しています。
御朱印帳のサイズ
一般的な御朱印帳は、横11cm×縦16cmの通常サイズと、横12cm×縦18cmの大きいサイズ(大判サイズ)に分けられます。神社用が横11cm×縦16cmのサイズで、お寺用が横12cm×縦18cmといわれますが、どちらを使っても問題ありません。
御朱印帳のページ数
蛇腹式の御朱印帳のページ数(書き面)は、24折で片面が24ページ、両面で48ページのものが一般的です。中には40ページ(片面20ページ)のものや、60ページ、100ページ、120ページの御朱印帳もあります。ページ数が多くなれば書き面が多くなりますが、その分重たくなります。念のため購入の際はページ数を確認しましょう。
御朱印帳の値段
御朱印帳の値段は種類によりますが、1冊1,000円~3,000円が相場。紙質なども影響しますが、大きく値段を左右するのは表紙の素材。
現在は様々なタイプがあり、厚紙のプリントから布張りまで多種多様。蒔絵で描かれたものや刺繍が施された御朱印帳も。中には、表紙が木製で木彫りでデザインされた高級な御朱印帳もあります。
御朱印帳はどこで買える?
御朱印帳の購入先は大きく分けて3パターン。それぞれにメリット・デメリットがあるので事前に確認しておきましょう。
大型の書店や雑貨店で買う
大型の書店や雑貨店なら、御朱印帳を販売している場合があります。実際に手に取って見れる利点はありますが、スペースの問題もあり種類はさほど多くありません。
- 書店や雑貨店で買うメリット
- ・実際に御朱印帳の実物を手に取って選ぶことができる
- 書店や雑貨店で買うデメリット
- ・少ない種類から選ぶことになり自分の気に入った御朱印帳がない場合も
神社やお寺で買う
一番ベーシックなのは訪れた神社やお寺で購入する方法。特に最初に手にする御朱印帳は思い入れがあるものです。初めて御朱印をいただく神社仏閣の御朱印帳なら、特別な記念になります。
また神社やお寺で授与されている御朱印帳は、通常ネット販売等はしていないため、そこでしか買えないオリジナル品です。
社寺の御朱印帳の多くは、特徴的な建物や仏像などの寺宝といったその神社やお寺に由来のあるものが施されています。そのため、渋いデザインが多い。
最近では女性向けのかわいいデザインの御朱印帳もあります。こちらは下鴨神社の御手洗授与所で販売されている御朱印帳。
- 神社やお寺で買うメリット
- ・最初に御朱印をいただく社寺の御朱印帳は思い出に残る
- ・神社仏閣の御朱印帳は、そこでしか買えないオリジナル品
- 神社やお寺で買うデメリット
- ・事前に御朱印帳が用意できず、デザイン的に気に入らない可能性も
ネット通販で買う
最近ではAmazonや楽天市場などのネット通販でも、いろいろな御朱印帳を買うことが出来ます。中には御朱印帳専門店もあり、カラフルでかわいい御朱印帳が販売されています。中にはキャラクターの御朱印帳や西陣織の豪華な御朱印帳など、バリエーションも豊富に揃っています。
こちらは、Amazonで購入した谷口松雄堂さんの「はんなり着物」シリーズの御朱印帳。着物をモチーフにした表紙のデザインで、写真はうめの柄ですが、さくらやつばきの柄もあります。帯留めに似せたゴムが付いているので御朱印帳が開く心配がありません。カバンから出す度にテンションが上がるお気に入りの御朱印帳です。
- ネット通販で買うメリット
- ・たくさんの種類から御朱印帳を選べる
- ・事前に御朱印帳を用意できるので安心
- ネット通販で買うデメリット
- ・1冊だけ御朱印帳を購入する場合は送料がかかることも
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御朱印帳専門店「京都ごりやく堂」
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