奇跡の運転手の影響で、「おちない」お守りが大人気。春は桜、秋は紅葉の名所として名高く、梅雨の時には紫陽花(あじさい)、冬は椿と四季折々の花に彩られる善峯寺は天空の楽園寺。
お天気が良ければ京都一望できる、絶景スポットもあり、境内をゆっくり散歩すれば心も洗われるような空間が広がっています。
目次
善峯寺のご利益
- 腰痛神経痛
- 善峯寺のお釈迦さまは、五体安穏や腰痛神経痛など、すべての病いが除かれる「当病悉除(しゅびょうしつじょ)」のご利益があるお釈迦さまとして広く信仰されている。
- 落ちないお守り(入試合格や交通安全)
- 平成7年1月、阪神淡路大震災で1台のバスが被災し、阪神高速高架で車両の前輪が落ちながらも、バスは宙吊りの状態で止まり奇跡的に乗客は助かりました。その時のバスの運転手さんが釈迦如来のお守りを持っていたことから、「息災安穏」の新たな信仰が生まれて、入試合格や交通安全など「おちない」とされています。
善峯寺のお守り
しあわせ地蔵さま
境内にある「幸福地蔵」をモチーフにしたお守りです。
鈴守り
「開運厄除」のストラップタイプのお守りです。
無病息災念珠
「無病息災」の念珠。
おちないお守り
元々は腰痛神経痛お守りとして授与されていましたが、阪神淡路大震災で、崩れた高速道路の端っこでギリギリ落ちなかった大型バスの運転手さんが善峯寺のお守りを持っていたことから、以降、新たな信仰が生まれ、「おちないお守り」として、受験生や何かしらに落ちたくない人に大人気のお守りとなりました。
善峰寺のお守りは通販でも買うことができます。
善峯寺の御朱印
【場所】観音堂
【受付時間】08:00~17:00(16:45受付終了)
善峯寺の見どころ
将軍の母、桂昌院が再建した観音堂(本堂)
元禄5年(1692)に「生類憐れみの令」で有名な、徳川5代将軍綱吉の生母である、桂昌院により再建された入母屋造のお堂です。御朱印やお守りはこのお堂でもらえます。
観音堂の横の奥まったところに、ひっそりと「お香水閼伽井」があります。仏前におそなえする水を汲む清浄な井戸です。このお香水には、長寿のご利益があるそうです!
厄除けの鐘楼堂(つりがね堂)
徳川5代将軍綱の厄年に母である桂昌院によって建立された、子を思う母が願いを込めて建てた「厄除けの鐘」です。
厄除の鐘をつく時は、お作法を守りましょう。
- お賽銭を入れる
- 祈願する
- 合掌する
- 鐘をつく
これで鐘をつくと同時に厄がどこかへ行ってくれます。
善峰寺の遊龍松(ゆうりゅう)
国の天然記念物に指定されている五葉松で樹齢600年以上、全長37mあります。上ではなく横に伸びていくる巨大な松は、龍が横になって遊んでいるように見えることから、〝遊龍〟と命名されているそうです。善峯寺で特に有名なこの松は「日本一の松」と言われています。
幸せをまねくお地蔵さん
幸福地蔵さんには自分以外の誰かの幸せを願ってください!
たまには人の幸せを願うのもいいですね。
経堂
傅大士(ふだいし)という中国南北朝時代の僧侶を奉安し、鉄眼版一切経が納められています。現在は、祈願成就の絵馬奉納所でもあります。お堂のそばにある樹齢300年以上なる「しだれ桜」は桂昌院が植えたものと伝えられています。この「しだれ桜」は「もみじ」との合体木で、二本の古木が絡み合った結び木となっています。
腰痛・神経痛のご利益のある釈迦如来さま
五体安穏や腰痛神経痛など「衆病悉除(しゅびょうしつじょ)」霊験あらたかなお釈迦さまです。
明治11年(1878)薬師堂(現釈迦堂の地)にお引越しする時に、釈迦如来さまが玉の汗をおかきになられたので、その汗を布でふきとったそうです。
そして、その布を体の病気の所や痛む所に当てると、不思議なことにすぐ病や痛みがいえたそうです。
「内陣へ入り側面より拝んでください」と書いてありますので、恐れながら入ってみました。
右側・左側ともに「御願箱」があります。
稲荷社
稲荷大明神が祀られているお社。
薬師堂の出世薬師如来
急な階段を登ると薬師堂です。階段で滑らないように気をつけてくださいね。雨の日は滑りやすくなっています。特に苔の生えている坂道にはご注意ください。おちないご利益で有名な善峰寺で滑り落ちないように!
桂昌院の父は善峯寺の薬師如来に女の子を授かることを願った結果、寛永4年(1627)に女子が生まれたそうです。桂昌院は、元は八百屋さんの娘、八百屋の娘から徳川将軍の側室となり、将軍の生母となったことから、玉の輿へと導いた「出世薬師如来」としてあがめられ、「開運出世」の信仰を集めています。また、薬師堂前からの景色は「絶無の勝地」と言われるほど美しく、他にはない絶景スポットです。
石仏不動明王を祀る青蓮の滝
滝の向こう側に石で造られた、石仏不動明王さまが祀られています。
善峯寺の由緒
善峯寺は平安中期の長元2年(1029)源算上人により開かれました。源算上人は比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事して、47歳で当山に入り、小堂に御自作の千手観音を本尊として奉安されます。
長元7年(1034)後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号が下賜されます。長久3年(1042)後朱雀天皇勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師御作千手観音を当山に遷して本尊とされて、先の観音像を別に祀られました。
善峯寺の基本情報
- 名称(よみがな)
- 善峯寺(よしみねでら)
- 住所
- 〒610-1133 京都市西京区大原野小塩町1372
- 駐車場
- あり:150台、500円
時間/08:00~17:00 - 参拝・拝観時間
- 【社務所・授与所】受付時間/08:00~17:00(16:45受付終了)
- 参拝・拝観料
- 大人/500円
- 公式ホームページ
- http://www.yoshiminedera.com/
善峯寺のアクセス
- 車の場合
- 京都縦貫道「大原野IC」下車約15分
- 京都縦貫道「沓掛IC」下車約20分
- 公共交通機関の場合
- JR向日町駅下車(JR京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車 徒歩8分
- 阪急東向日駅下車(阪急京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車 徒歩8分。
善峯寺の地図
善峯寺の口コミ
口コミを書く ※口コミガイドラインをご確認の上、投稿をお願いします。 | |
御朱印帳専門店「京都ごりやく堂」
大人かわいい御朱印帳からおしゃれな和小物まで、御朱印巡りが楽しくなるようなアイテムを豊富に取り揃えています。